「BSサタデーライブ 中森明菜スペシャルLIVE」(NHKBS) を見ました。
中森明菜のライブは3年ぶりなんだそうです。
インタビューを聞きますと、「お客様に楽しんでいただくことだけを100パーセント考えているから、しんどい」などとおっしゃる彼女。
このコンサートでは、イスに座って、膝を立て、ラフな感じで歌うというスタイルにしていましたが、そのイメージと発言がちょっとチグハグなかんじでたな。
最近は、すっかりカバー歌手になっていると自嘲気味にも語っておりましたが、まあ基本的には歌のうまい人なので、それもいいでしょう。
インタビューを聞いていて思ったのですが、なにを語るのにも、選ぶ言葉が丁寧すぎて、かえってぎこちない感じがしてしまいました。
芸能界で生きていくのには、「礼儀」と「あいさつ」にソツがあってはいけないとはよく聞きますが、なんか意識しすぎは否めないかんじ。
この人のキャラからいったら、もう少しラフにくだけても、面白いと思うのですが、たぶん、そんな素顔はカメラの前では見せないのでしょう。
でも、それなりにやる気は伝わってきます。
それにしても、この人には、「暗く」そして「不幸」そうなキャラがすっかりと身についてしまいました。
中森明菜44歳。
でも、まあ基本的にはいい女ですよね。
さて、ライブで歌った曲は、どれもエバーグリーンの名曲たち。
・私は泣いています
・学生街の喫茶店
・旅の宿
・心もよう
・無縁坂
・シクラメンのかほり
・思秋期
・瑠璃色の地球
・愛染橋
・ダンスはうまく踊れない
・Women “Wの悲劇”より
・ベルベットイースター
・悪女
・22才の別れ
・雨の物語
・I LOVE YOU
・恋
うーん、悪いとは言いませんが、どれも当たり前すぎて、僕としては面白くない。
この人のイメージと歌唱力を、十分に考慮したうえで、是非とも歌ってもらいたい曲をあげておきましょう。
是非挑戦してほしいところです。
○ 砂の道 (石川さゆり)
○ 曼珠沙華(山口百恵)
○ 生きがい(由紀さおり)
○ 逃避行(麻生よう子)
○ さよならはダンスの後で(倍賞千恵子)
○ いにしえ(日暮し)
○ Moonlight Surffer (石川セリ)
○ 移りゆく心(小林麻美)
○ どうぞこのまま(丸山圭子)
○ 心が痛い(りりい)
○ マイ・ラグジュアリー・ナイト(しばたはつみ)
そして、これだけはどうしても最後に歌ってほしい曲。
ぞっとするくらい、中森明菜のイメージにあっていると思われるのがこれ。
シングルにはなっていないけれど、山口百恵の名曲です。
○ 夜へ・・(山口百恵)
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