1977年のアメリカ映画。
ジェイムズ・アイボリーは、「眺めのいい部屋」や「日の名残り」などの、格調高い映画をつくる監督。
これは、ダンスホールに集う老人たちをオムニバスで描いた作品。
僕は、基本的に、「老人フェチ」ですので、品のいいおじいちゃん、おばあちゃんたちは好きなんですが、
この映画の老人たちは、僕にとってはちょいとケバケバしい。
まあ、ダンスホールが舞台ではしょうがないんですが、ばあちゃんたちの厚化粧は、ちとキツイ。
そんな中で、光るのは、第二話に登場するクリストファー・ウォーケンの色男っぷり。
この映画では、まわりがそれですから際立ちます。
第一話の、老婦人が、あのテレサ・ライト。
ヒッチコックの「疑惑の影」の可憐な少女が、まあいいおばあさんになっておりました。
彼女は1918年生まれということですから、この映画の時は還暦チョイ手前。
ということは、「疑惑の影」のときは、もう24歳だったか。
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