本日は、会社で春の健康診断。
これが、サラリーマン最後の健康診断となりますので、しっかりと受けてまいりました。
今回はリベンジ。
去年の健康診断は、ボロボロでした。
ベジタリアンを始めて以来、体重と血圧は、健康診断に合わせて、毎年きちんとコントロールしていたのですが、去年は食生活で油断。
体重も、通常より3キロオーバー、血圧に至っては、上で157を叩き出してしまい、健保組合から、赤紙(病院への受診司令)が届いてしまいました。
そんなわけで、食生活による血圧減少作戦を始めた顛末は、このブログに書いた通り。
しかしながら白状してしまいますと、健康診断の一週間前の体重は66キロでした。
これ去年と同じ。
血圧も、上は相変わらず150台は切らない状態でした。
汗がたらり。
まずは、体重。
通常の食事は、朝と昼の1日2食のみ。
すでに習慣になっていましたが、二食ですと、1日の運動量が足りない場合、体重は上昇気味。
1日パソコンの前にいる日曜日に、一気に太る、「日曜太り」傾向が顕著でした。
これでは、去年の健康診断の二の舞。
そこで、今年は健康診断の一週間前から、食事は1日一食に切り替えました。
朝だけです。
今は仕事で、1日15000歩は歩いていますので、これで体重はみるみる減少。
そして本日の本番では、62.9キロ。
まずは体重の方は見事、一昨年の実績に戻しました。
さて、もう一つの課題は血圧。
こちらは、医者にはいかない、薬は飲まない。
なんとか生活習慣で下げる。
ここにこだわってきました。
しかし、食べることには、情けないくらい意志薄弱。
去年の畑の野菜のストックが冷蔵からなくなると、禁断の肉類に手を出し、相変わらず、150を超える血圧がコンスタンスに測定される毎日。
しかし、購入した血圧測定器で、日常こまめに血圧を測定する習慣を作ってみると、発見もありました。
それは、一日中150を超える高い測定値が出続けるということでもないらしいこと。
発見したのば、風呂上がりに測定すると血圧は確実に下がるということです。
考えてみれば、理屈は簡単。
風呂に入って温まれば、血管が膨張して膨らみ、血行が良くなる。
そこで、今回は、会社に戻る前に、近くのスーパー銭湯に寄って、サウナで汗を流し、血管を広げてから、会社に戻って健康診断を受けました。
ところが、なんと1回目の測定は、その努力の甲斐なく、156/114 。
まるで下がっていません。
これは、またしても、健保協会からの赤紙必至です。
そして、2回目。
測定の担当の方に、深呼吸を促されました。
スーッハーッ。
すると、結果は130/86。
「あらま。ずいぶん下がりましたね。」
「お姉さん、美人だから、1回目は緊張したかも。」
担当のオバサンも苦笑い。
まあこの数字でも、けして「低い」「健康的」というわけではありませんが、還暦の身としては、130 は上等です。
判定結果は、この平均となるのか、高い方をとるのか、低い方をとるのか。
いずれにしても、これで、高い測定値の方でジャッジされて、再び赤紙がくるようなことがあっても、それは無視することにします。
だって、ちゃんと 130 も出るんですから。
養老孟司さんが言ってました。
「高齢者が血圧が高いのはあたりまえ。というよりも、高齢者の血圧の互いのには、ちゃんと理由があってそうなっている。
老人は、血管の経年劣化で、毛細血管の隅々まで血を送るのに、高い血圧が必要なのに、それを薬で無理やり下げれば、血が届かなくなる血管の先で、またあらたな問題が発生する。」
あたりまえといえばあたりまえのお話。
同年代の友人たちは、血圧に関しては、薬を飲んで下げているという話をよく聞きます。
でもよくよく聞いてみると、それをしているから、食生活は変えていないという人も案外多い。
これでは本末転倒です。
畑の野菜シーズンがもうすぐ始まります。
そうすれば、またこちらはベジタリアンライフ復活。
作る野菜も、野菜料理のレパートリーも、今シーズンはどんどん増やしていく予定。
ベジタリアンが、高血圧のデブでは、格好がつきません。
食べるものに関しては、ストイックにするつもりもありません。
ただ、できる野菜は無駄にしないというのは、百姓見習いを始めてからの変わらぬテーマ。
もうこれからは、会社の健康診断も受けられなくなります。
畑の恵みは十分に享受し、食べるものとは、これからも上手に付き合っていきながら、健康で長生きをしたいもの。
そういえば、百姓にデブっていないような気がしません?
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