さて、ChatGPTとの、コラボで作詞の第三弾。
今回は、ラブ・ソングに挑戦です。
今回もAIにはそこそこ手伝ってもらいましたが、ラブ・ソングには必要不可欠な、恋愛経験というものが彼にないというのは致命的で、前二回のように、そうそういいフレーズは提供してくれませんでしたね。
まあいいでしょう。今回は、オジサンが頑張ります。
さて、ラブ・ソングは、二十代の頃は、女子にモテたい一心で、さんざん作った経験があります。
しかし、還暦越えの身となっては、もちろんあのころのテンションで作れるわけはありません。
そこで、今回狙ったのは、シニア用ラブ・ソング。
もちろん、演歌の世界なら、ゴロゴロとあるのかもしれませんが、作りたかったのは演歌ではありません。
ソクラテスの名前をお借りしましたが、ギリシャ哲学を語る歴史ソングでもない。
このタイトルからイメージを膨らませた、老夫婦のラブ・ソングです。
頭に浮かんだストーリーは以下の通り。
主人公は、定年退職を迎えた元企業戦士。
永年連れ添った夫人は、3年前に亡くなっています。
仕事に明け暮れ、妻も家庭も顧みなかったことを後悔している主人公。
一人で定年退職を迎えるにあたって、人生を振り返り、妻に「弁明」する。
そんなラブ・ストーリーです。
意識したのは、やはり「さだまさし」ですね。
彼は、日本で唯一このジャンルの、ラブ・ソングを作れるシンガーソング・ライターとして稀有な存在。
1982年の「夢の轍」というアルバムに収録されている「片おしどり」という曲があります。
ご主人に先立たれた老婦人目線ののラブ・ソングですが、この曲はその亭主バージョンということになります。
やはり、永年連れ添った夫婦には、若者の常識では決して理解できない深淵な絆があります。
僕は残念ながら、生涯嫁を持たない人生を送ってしまったので、夫婦の機微は想像するしかありません。
それでも、AIよりは理解できるつもり。
日本の音楽業界を支えているのは、圧倒的に若者でしょうが、シニアの心に響く楽曲が、巷にほとんど存在しないのは寂しい限り。
夫婦を歌う曲が、演歌だけというのでは情けない。
亡くなった妻を「おまえ」ではなく、「君」と呼ばせたのも、演歌にはしたくなかったからです。
感性が劣化した老人でも、AIの力を借りれば、まだまだラブ・ソングも作れますよという挑戦でした。
どなたか、曲をつけてみようなんていう人いません❓
(イラストは、AI Picaso にて作成)
ソクラテスの弁明
君がいなくなって三度目の春
長年勤めた会社で押した
最後のタイムカード
明日からは着ることのない背広を脱ぎ
手帳を閉じる
この日が来たら
二人で行くと決めていた
旅の支度を今夜は一人
カバンにそっと君の写真
その笑顔に支えられた人生
それが幸せだと気づかなかった
いつも隣に君がいることが
あたりまえすぎて
飲み込んだままの言葉
いつか君と旅した高原のホテル
静かに佇む窓から見える
雪解けの景色
今でもそこに君がいる気がして
瞳を閉じる
明日になれば
あの峠を越えていこう
あの日の君の足音を
背中にそっと感じながら
その笑顔に支えられた人生
いつか君の隣へ戻る日に
いつも隣にミューズがいたことを
忘れないように
伝えておきたかった言葉
ずっと・・・
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