山口百恵の次は、松田聖子にしましょう。
山口百恵が、引退のステージでマイクを置いたのとほぼ入れ替えに登場してきたのが、松田聖子。
ご存知のとおり、アイドル歌手として、ヒット曲を連発。
1980年の「風は秋色」から1988年の「旅立ちはフリージア」まで24曲連続でオリコンシングルチャート1位獲得は、彼女以外は誰も成し得ていない記録です。
「キャンディ・ボイス」といわれる彼女の歌唱は、ほぼデビューのときから完成していましたよね。
女の子のせつなく淡い恋心を、歌わせたらやはり天下一品。彼女の右に出るものなし。
その歌唱法や表現は、彼女以降の女性アイドル歌手たちのお手本になっておりました。
但し、「ぶりっ子」だの「うそ泣き」だの、意識的に自分を可愛く見せようとしているのが露骨なこともあり、彼女に対する心証は、世間一般の評価と同じく、僕としても、あまりよくないのですが、これくらいいわれてしまうのは、彼女のタレントとしての「有名税」として、しょうがないのかもしれません。
ただ、不思議なもので、実際のところ、僕と彼女の年齢差は3歳しかないのですが、僕の印象としては、彼女は今でも十代のアイトル歌手のまま。それでいまだに現役ですから、やはりポップ歌手としては、稀有な存在です。
まあ要するに、歌手の「人と成り」と、楽曲は別ものだということです。
純粋に松田聖子の楽曲だけを聴けば、やはり名曲がズラリ「粒ぞろい」であることは間違いないところ。
松本隆、財津和夫、呉田軽穂(松任谷由実)、大瀧詠一、大村雅朗、細野晴臣、南佳孝、尾崎亜美、矢野顕子、佐野元春、玉置浩二などなど、錚々たるメンバーが、歌手・松田聖子プロジェクトを盛り上げておりましたね。
このあたりは、山口百恵のキャリアと通じるものがあります。
さて、そんな中で、僕の「あなたに伝えたい1000曲」リストに、松田聖子の楽曲は5曲ほどエントリーしております。
あいかわらず、「素直ではない」しぷめの選曲ということになりますが、ざっとご紹介しておきましょう。
まず、彼女のヒットチャートのナンバー1に輝いた、数多いシングル曲の中からは、ひねくれて一曲だけ。
「瞳はダイアモンド」
松本隆と呉田軽穂(ユーミン)コンビによる、1983年の曲です。
その昔、居酒屋で、この曲を、思い入れたっぷりにカラオケで歌っていたら、女性客の一人が涙をこぼして聴いてくれていたんですね。
ビックリしました。
それ以来、この曲は、女性のハートにつけいるための僕の秘密兵器として、「勝負のかかった」カラオケデートには、欠かせない曲になりました。
お次は、「蒼いフォトグラフ」
これも、1983年に発表されたナンバー。宮本輝の小説をドラマ化した『青が散る』の主題歌です。
石黒賢、佐藤浩市、二谷友里恵といった二世タレントでキャストを固めたTBS製作のドラマで、当時はけっこうハマリました。 大学の五年生をやっていた頃です。
これは、「青春のほろ苦さ」を、歌った名曲。
それから、「Sweet Memories」
山口百恵が、引退のステージでマイクを置いたのとほぼ入れ替えに登場してきたのが、松田聖子。
ご存知のとおり、アイドル歌手として、ヒット曲を連発。
1980年の「風は秋色」から1988年の「旅立ちはフリージア」まで24曲連続でオリコンシングルチャート1位獲得は、彼女以外は誰も成し得ていない記録です。
「キャンディ・ボイス」といわれる彼女の歌唱は、ほぼデビューのときから完成していましたよね。
女の子のせつなく淡い恋心を、歌わせたらやはり天下一品。彼女の右に出るものなし。
その歌唱法や表現は、彼女以降の女性アイドル歌手たちのお手本になっておりました。
但し、「ぶりっ子」だの「うそ泣き」だの、意識的に自分を可愛く見せようとしているのが露骨なこともあり、彼女に対する心証は、世間一般の評価と同じく、僕としても、あまりよくないのですが、これくらいいわれてしまうのは、彼女のタレントとしての「有名税」として、しょうがないのかもしれません。
ただ、不思議なもので、実際のところ、僕と彼女の年齢差は3歳しかないのですが、僕の印象としては、彼女は今でも十代のアイトル歌手のまま。それでいまだに現役ですから、やはりポップ歌手としては、稀有な存在です。
まあ要するに、歌手の「人と成り」と、楽曲は別ものだということです。
純粋に松田聖子の楽曲だけを聴けば、やはり名曲がズラリ「粒ぞろい」であることは間違いないところ。
松本隆、財津和夫、呉田軽穂(松任谷由実)、大瀧詠一、大村雅朗、細野晴臣、南佳孝、尾崎亜美、矢野顕子、佐野元春、玉置浩二などなど、錚々たるメンバーが、歌手・松田聖子プロジェクトを盛り上げておりましたね。
このあたりは、山口百恵のキャリアと通じるものがあります。
さて、そんな中で、僕の「あなたに伝えたい1000曲」リストに、松田聖子の楽曲は5曲ほどエントリーしております。
あいかわらず、「素直ではない」しぷめの選曲ということになりますが、ざっとご紹介しておきましょう。
まず、彼女のヒットチャートのナンバー1に輝いた、数多いシングル曲の中からは、ひねくれて一曲だけ。
「瞳はダイアモンド」
松本隆と呉田軽穂(ユーミン)コンビによる、1983年の曲です。
その昔、居酒屋で、この曲を、思い入れたっぷりにカラオケで歌っていたら、女性客の一人が涙をこぼして聴いてくれていたんですね。
ビックリしました。
それ以来、この曲は、女性のハートにつけいるための僕の秘密兵器として、「勝負のかかった」カラオケデートには、欠かせない曲になりました。
お次は、「蒼いフォトグラフ」
これも、1983年に発表されたナンバー。宮本輝の小説をドラマ化した『青が散る』の主題歌です。
石黒賢、佐藤浩市、二谷友里恵といった二世タレントでキャストを固めたTBS製作のドラマで、当時はけっこうハマリました。 大学の五年生をやっていた頃です。
これは、「青春のほろ苦さ」を、歌った名曲。
それから、「Sweet Memories」
ペンギンのアニメでおなじみの、サントリーのコマーシャルソングです。
ジャズ風のアレンジが、アイドル歌手とは違った、彼女の魅力をひきだしていましたね。
これも、僕のカラオケの定番。
英語の歌詞の部分だけは、今でも絶対に彼女よりも「うまく」歌えると自負しております。
それから、「いちご畑でつかまえて」
この曲は、1981年にリリースされた松田聖子の4枚目のアルバム『風立ちぬ』に収録されている曲。
プロデュースは、大瀧詠一。
このアルバムは、彼の大ヒットアルバム「LONG VACATION」が、発表された年の作品で、彼がノリにのっていた時期のプロデュースですね。
シリア・ポールなども手がけた大瀧先生は、実はガールズポップには、なかなかの腕前を見せてくれる方です。
この曲は、シングルにはなっていませんが、大瀧詠一の「遊び心」満載。歌手としての松田聖子の魅力をこれでもかと引き出しておりますね。
一度聴いたときから、ずっと今でもお気に入りの聖子ソングです。
さて、長い前振りになりましたが、やっとここでご紹介できます。
一度聞いたその日から、50歳になろうとする本日現在まで、僕にとってずっと松田聖子ベストソングであった曲といえばこれ。
「真冬の恋人達」
1982年11月に発売された、松田聖子通算6枚目のオリジナルアルバム『Candy』に収録されている曲です。
作詞は、松本隆。作曲は大村雅朗。
白状しますが、僕はこの曲を聴いて、何度もウルウルしてしまいましたよ。実際。
この曲の魅力は、なんといっても詞です。
松本隆先生、なんでまあ、こんな詞が書けるのか、ほとほと感心してしまいますね。
まさに、ポップス界の「職人」作詞家。
まあごちゃごちゃと、説明するのは野暮というもの。
青春時代、一度でも「恋愛」をしたことのある方ならば、是非とも聞いてくださいましな。
こちらでございます。
♪
真冬の恋人たち / 松田聖子
作詞:松本隆 作曲:大村雅朗
冬の湖 氷の鏡に
バック・ターンでポーズ決めるあなた
私 知らない スケートはきらい
立っているのがやっとなんだもの
イ・ジ・ワ・ル
(可愛いね 君)離れてるから
(ねぇ ひとりきりなの)
知らない人が声をかけるのよ
ちょっとあなたは あわてて飛んで来て
私の右手をつかむのよ
それでいいの それでいいの
あなたが大好き
スケートぐつを肩にぶらさげて
湖畔のカフェに暖まりに来たの
かじかんだ手を暖炉にかざして
パチパチはねる炎のダンスを見てたの
(可愛いね 君)声をつくって
(ねぇ ひとりきりなの)
さっきの人の真似をするあなた
いいえ先約があるの残念ね
心に決めてる人なのよ
誰でしょうね 誰でしょうね
私の恋人
あなたは自分を指さして
うぬぼれやさんね得意顔
それでいいわ それでいいわ
あなたが大好き
冬の湖 氷の鏡に
バック・ターンでポーズ決めるあなた
私 知らない スケートはきらい
立っているのがやっとなんだもの
イ・ジ・ワ・ル
(可愛いね 君)離れてるから
(ねぇ ひとりきりなの)
知らない人が声をかけるのよ
ちょっとあなたは あわてて飛んで来て
私の右手をつかむのよ
それでいいの それでいいの
あなたが大好き
スケートぐつを肩にぶらさげて
湖畔のカフェに暖まりに来たの
かじかんだ手を暖炉にかざして
パチパチはねる炎のダンスを見てたの
(可愛いね 君)声をつくって
(ねぇ ひとりきりなの)
さっきの人の真似をするあなた
いいえ先約があるの残念ね
心に決めてる人なのよ
誰でしょうね 誰でしょうね
私の恋人
あなたは自分を指さして
うぬぼれやさんね得意顔
それでいいわ それでいいわ
あなたが大好き
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