こういわれて、社長から渡されたDVDが、「不都合な真実」。
「不都合な真実」は、地球温暖化の問題に熱心に取り組んできた「大統領になれなかった男」アル・ゴアの、スライド講演の様子を辿ったドキュメンタリー映画。
過去の豊富な気象データや、温暖化の影響を受けて衝撃的に変化した自然のフィルムを数多く使いながら、この問題を直視しない各国政府の姿勢を批判し、人々が生活の中で環境を守る努力を続けることの重要さを訴えております。
当社は、運送会社ですから、やはりプロドライバーの集団として、地球環境のために、「やれること」は多いというわけです。
さて、この映画ですが、事実誤認の存在の指摘や、データからの推論を誇大化し「センセーショナリズムに走っている」等の批判もあります。
政治家のゴア氏が、訴えることですから、利害や立場が相反する側からは、なにかとチャチャを入れたくなるのでしょう。
その指摘は、おそらく、まんざら外れていなくもないというところでしょうが、あまりムキになりなるのも野暮というもの。
「みなさん、環境保護に対する意識をちゃんと持ちましょう」というメッセージ自体になんら問題はないわけですから、そのための多少の「演出」くらいは、そんな目くじらなど立てないで、大目に見てあげたいところです。
「報道番組」ならそうもいかないでしょうが、とりあえず、この作品は、「映画」ですからね。
さて、北京オリンピックを、衛星放送で録画していると、突然の局地的集中豪雨。
すると、画面に突然デジタルモザイクが出始めて、たちまち「電波を受信できません」状態になります。
卓球チーム福原愛たちの激戦の模様が、残念ながら録画エラー。
この、最近やたらと多くなってきた印象のある集中豪雨も、その原因は「地球温暖化」にあるとか。
これは、僕のような「録画」オタクにとっては、ゆゆしき問題です。
我々は、なにかこう、身近でわかるかたちの「現象」が出ないと、何事も本気にはなれないというところがあります。
BSデジタル放送で、録画した映画に、そう何回もデジタルモザイクがあってはたまりません。
僕も、さしあたっては、車のアイドリングストップというあたりで、貢献するとしましょう。
社長からお借りしたDVDは、せっかくですから、内緒でコピーさせていただきました。
これは、僕の「不都合な真実」ということで、どうかご内密に。
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