南田洋子さんは、2005年くらいから、認知症の症状が出現し始め、現在は、ご主人の長門裕之氏の介護の元、余生を送っているとのこと。
この夫婦が、結婚するきっかけとなった映画が、1956年の日活作品「太陽の季節」。
この映画を皮切りに、いわゆる「太陽族映画」が日活のドル箱となります。
しかし、一連の作品は、青少年には有害であるとされ、この論争をきっかけに、映倫管理委員会(映倫)が作られるました。
ストーリーは、石原慎太郎の原作をほぼ忠実になぞります。
この映画のみどころは、なんといっても、後の日活の屋台骨を支える大スターのデビュー作であること。
石原裕次郎です。
やっぱり、足の長さが違いましたね。
この映画での彼はまだ脇役でしたが、確かにオーラがありました。
もともとは、現役太陽族として、原作に登場する文化風俗などを兄に代わって説明するような立場で関わっていたようですが、役者の数が足りなくなったため急遽出演ということになったとのこと。
どこか、垢抜けない桑田顔のイモにいちゃん長門裕之よりも、荒削りながらも、洗練されたスマートさがありました。
この映画の撮影のときは、南田は22歳。
若かりし頃の彼女の登場するシーンから、ずっと頭をよぎっていたこと。
「あっ誰かに似てる。」
その答えは、最後でやっと出ました。
東ちづるです。
正確には、東ちづるが、南田洋子に似ているということでしょうか。
あの職業スマイルの感じがそっくり。
見てみて。
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