マイケル・ジャクソンがイスラム教に改宗して改名。名前が「Mikaeel」になったというニュースを読みました。
なるほど。
さて、マイケル・ジャクソン。
まあ、この人のエンターテイナーとしての才能には、いうことはありません。
やはり、今でもスゴイと思います。
でもその成功で、この人はとんでもない人生も同時に背負い込んじゃったんだと思いますね。
あらゆるものに、もみくちゃにされる人生を送ってきた彼が、宗教に救いを求める気持ちは理解できるような気がします。
イスラム教を、どうのこうのいうつもりはありませんが、彼がそれで穏やかな「心」を取り戻せればいいんじゃないでしょうか。
彼の自宅は、ご存知「ネパーランド」。
こんなディズニーランドみたいな家をつくって住もうというあたり、やはり、子供がそのまま大人になってしまっているような「危うさ」を感じます。
そんな「無防備」な、大金持ちをターゲットにしようという、欲に目がくらんだお金の亡者が不幸にも彼の周りにはたくさんいました。
先日読んだ「ヘンな判決」の中にも出てきましたが、あの有名な児童虐待の裁判で、彼が示談金として相手に払った金額が16億円とか。
以降、一攫千金とばかりに、マイケル周辺のいろいろな人が、あることないことデッチあげて、あわよくば、マイケルから示談金を引き出そうとあの手この手の起訴合戦。
とにかく、アメリカは起訴社会。この国の裁判の判例を見ていると、理不尽といわれようがなにしようが「取れるところからはがっちり取る」というスタイルが徹底しています。
マイケルは、結果としては、このアメリカ社会の犠牲者。
ほとんどの裁判で、彼は無罪を勝ち取りますが、これを有名税というには、あまりにも高すぎる代償を払いました。
エンターテイナーはイメージが「売り物」の商売。
裁判の弁護費用以上に、マイケルが、この一連の裁判騒動で、無くしたイメージダウンの代価は、金額にすればいったいどれほどのものだったでしょうか。
どこかが行った「名曲ランキング」の投票では、マイケル・ジャクソンの楽曲には投票できなかったなんて話もあります。
そりゃ、違うだろう。
まったく関係ありませんが、彼は、僕と同じ年齢。
あの有名な、「スリラー」のビデオクリップを思い出しながら、このブログを書いていましたが、あのビデオの中で、マイケルの後ろで踊っていたゾンビたちが、なにやらマイケルを食い物にしようと、あの手この手で、彼を訴えた原告たちにも見えてまいりました。
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