アニメ大国日本。
これは、いまや世界中が認めるところですね。
今年の映画興行成績は、「崖の上のポニョ」が、ブッチギリのトップ。
今回の宮崎アニメは、5歳の少年と、「人間になりたい」魚の物語。
スタジオジブリでは、スタッフのための保育園をつくったそうです。
そして、ここでの子供たちとのふれあいから、今回のアニメの構想が膨らんでいったといいます。
NHKの番組で、宮崎駿監督が印象的なことをいっていました。
「子供たちの未来っていうのは、実は決まっている。
つまらない大人になることしかないんですよ。
だからこそ、今なんです。」
宮崎監督は、今回の作品で、五歳児を主人公にした決断の根拠を、とくとくと語っていましたが、この映画の主人公の少年・宗介も、いずれは、社会に出で、そういう「つまらない大人」になっていくというわけです。
ちと寂しい気がしますね。
しかし、「寂しい」といえば、日本の映画界です。
日本のアニメのクオリティは認めるにしても、こうも毎年毎年、アニメ作品に興行成績のトップをさらわれていくのはいかがなものでしょう。
安易に、ドラマの延長で映画を作ったり、リメイクばかり作ってお茶を濁しているからでしょう。
1800円払っても、映画館に行きたくなるような、オリジナリティあふれる、面白い映画を、是非とも作ってくださいな。
子供のいない、ひとり者としては、やはりアニメ映画を見に行くのは、ちとつらいぞ。
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