オリンピックおたくでございます。
4年に一度のスポーツの祭典。
なにか、ワクワクしてしまうんですね。
はじまりはどこかといえば、もちろん1964年の東京オリンピックです。
当時の、僕は5歳。
当時は、大田区平和島に住んでいましたので、おじいちゃんに肩車してもらって、マラソンの折り返し点を黙々と通過していく黒い人(もちろんアベベ選手)に、わけもわからず手を振っという記憶があります。
そして、完全にハマったのはやはり1972年の札幌オリンピック。
このときは、完全にモノゴココロついておりましたので、この世紀のイベントには、中学生ながらに胸を熱くいたしました。
ハマッたらとことんいく。
この習性は、終生変わることはないようで、当時の僕は、実家が本屋であることをいいことに、オリンピック関係の特集雑誌を片っ端から読破。
あの70メートル級ジャンプの日の丸飛行隊はもちろんのこと、札幌大会のメダリストはほとんど暗記したんじゃないかな。
いまでもいえますよ。
フィギュア女子シングル銅メダルはジャネット・リン。
女子アルペン2冠は、スイスのマリーテレーゼ・ナディヒ。
男子スピードスケート3冠は、アルト・シェンク。
渋いところでは、男子バイアスロンのマグナー・ソルベリ。
当時は、もちろんビデオなんてものはないわけで、この「アサヒグラフ」の別冊は、たぶん、大学に行くくらいまでは大事に持っていたんじゃないでしょうか。
時代は移り変わり、メディアも変遷。
自分でビデオデッキを購入できるくらいになると、オリンピック中継は、できる限り録画いたしました。
それでも、当時はBS放送なんてものはなく、NHKで、毎日のハイライトと、終了後の総集編くらいのテレビ放映しかありませんでしたが、それでも番組はセッセと録画。
しかし、当時はビデオテープ代も馬鹿にならず、撮っては消しの繰り返し。
今、残っているビデオテープのパックナンバーをみると、1988年のソウルオリンピックあたりから、3倍速で録画したものが棚には並んでいます。
ビデオの時代からDVDになり、ビデオテープは徐々にDVDディスクにとってかわり、前回の夏のオリンピック北京大会では、DVDディスクにして50枚程度を永久保存版として録画。
やっと、ハイライトやベストセレクション以外の生中継映像も、録画できるところまでこぎつけました。
そんなの録画してどうするんだと聞かれることは多いのですが、これはオタクの習性としかすいいようがない。
コククションして、棚にしまって、いつでも好きな時に見れるという状態にしてあることがたまらない快感なんですね。
まあ、老後はぜいたくもできないでしょうから、せいぜい撮りためたコレクションをひねもすのんびりと鑑賞することで余生を送ることにしましょう。
さればまた老後も楽しからずや。
さてさて、そうこうしているうちに、時代はDVDからブルーレイの時代になっております。
今回、このバンクーバーオリンピックに照準をあわせて、ブルーレイのデッキを購入したことは、先日のブログでご報告いたしました。
なにせ今回購入を決断したのが開会式の一週間前のことでしたもので、ろくに機能を確認する間もなく、ほとんどぶっつけ本番の録画作戦。
録画のモードをどうするかとか、「おまかせ録画」をどう設定するとかはほとんどいきあたりばったり。
しかしながら、バタバタとしながらも、オリンピックが終了してみれば、1000Gのハードディスクを、ほぼ使い切って、バンクーバー・オリンピックの完全録画に成功。
大容量のデッキではありましたが、このハードディスクに、どのモードで、どれくらい録画していくかというあたりでは葛藤もありました。
しかしなんとか、フルハイビジョンの半分のサイズであるSRモードで、今回はBS-1のハイビジョン放送も含めて完全収録。
ポイントとなる種目の放送は、フルハイビジョンのDRモードで録画いたしました。
さあ、オリンピック終了直後からは、けして安くないブルーレイディスクを大量に買い込みせっせとダビング。
おそらく、ブルーレイディスクにして、約40枚くらいでしょうか。
生のディスク代だけでおよそ10000円です。
モノズキだねえという声も聞こえてきくますが、本人はいたってご満悦。十分に必要経費内です。
やはり念願であった、「完全録画」の快感には変えられません。
さあ、人生80年、いつか、ゆっくりと鑑賞させていただきます。
さて、蛇足ながらもう少々語ってしまいましょう。
完全録画の野望は達成できたので、次にトライしたいのは、このブルーレイで録画した高画質ハイビジョンの映像(理論値で言うとデジカメの画素数にして200万画素相当)から、自分の好きな画像をキャプチャーして、A3の用紙にカラー印刷してポスターにするという野望。
それをラミネート加工してポスターを作成し、ちょっと、シミの浮き出てきた部屋の壁一面にする作戦。
しかしながら、僕のこの野望は現在のところ、「著作権」だなんだという壁に阻まれて、使用している機能制限付きのソフトでは、キャプチャーができません。
まあ、この壁はいずれ越えて見せましょう。
「自分で楽しむ道楽」なら、文句はありますまい。
まずは、日本選手の皆様、お疲れ様でございました。
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