カーペンターズといえば、なんといっても、「NOW AND THEN」
あの見開きのアルバム。
そして、レコードのB面のオールデイズ・メドレー。
ワクワクしました。
特に印象深い曲が、「シング」。
当時僕は中学2年生でした。
あの頃、我が中学には、各クラスが担当する「生徒集会」というイベントがありました。
校内や世間の話題を取り上げて、シンポジウムや研究発表をするのがメインなのですが、全員で歌を歌うなんてこともあり。
たいていのクラスは、音楽の授業でやった、有名な合唱曲をやるのが通例だったのですが、僕らのクラスは、初めて英語の歌詞のポップスにトライ。
その楽曲が「シング」でした。
僕は、やるならビートルズや、ローリング・ストーンズにしようと主張しましたが、あえなく却下。
クラスの圧倒的多数で決まったのがこの曲でした。
学校側も、カーペンターズならいいでしょうということだったんでしょう。
カーペンターズは、人気絶頂だったこの頃、来日公演をしました。
こりはNHKで放映され、しっかり見ました。
僕は、この来日公演の、演奏順をしっかりとメモして、このライブの順番通りに、120分のカーペンターズのオリジナルカセットを作成。
本当に擦り切れるくらいに聞いていましたね。
アメリカの音楽は、ブラック・ミュージックとは切っても切れない関係です。
プレスリーも、ビートルズもみんなそうです。
でも、カーペンターズの音楽は、完全に真っ白な白人の音楽。
アメリカの典型的な中流家庭の匂いがプンプンする世界です。
カーペンターズのアルバムは、そんな家庭のどこにも一枚はあるはず。
いってみれば、アメリカンポップスの王道。
映画「アメリカン・グラフィティ」のあの世界です。
カレンは、その後摂食障害からくる急性心不全で、32歳の若さで亡くなりました。
健康的なイメージだったカーペンターズだけに、痩せていくカレンの晩年の写真を見るのはつらかったなあ。
とにかくカレンのあの声は、天性のもの。
カーペンターズ 歌いまくり !
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