さて、平昌オリンピックの熱戦の火蓋が切って落とされました。
日本のアスリートたちは、どこまで頑張ってくれるでしょうか。
四年に一度のオリンピックだからこその、ガチの名勝負。そして感動。
勝利の女神に微笑まれる者。
オリンピックの魔物に飲み込まれてしまう者。
涙と笑顔。
悲喜交々。
世界中のアスリートたちの、本気の勝負が織りなす、いろいろなドラマを楽しめるのが、オリンピックの醍醐味。
それでは、今大会の日本のメダリストを追っかけてみます。
まず今大会最初のメダリストになったのは、大会4日目。
スキー・フリースタイル男子モーグルの原大智。
銅メダルでした。
決勝の二回目をトップで通過し、メダルをかけた3回目。
第1エアのコーク720、第2エアのバックフリップもバッチリ決めて3位。
見事に銅メダルを獲得。
これが日本の男子モーグルでは初のメダル。
二人目のメダリストは、同じく大会4日目。スピードスケート女子1500mの銀メダル。
メダリストは、高木美帆。
トップとのタイム差はわずかo.20秒。
惜しい銀メダルでした。
彼女は、バンクーバー・オリンピックの時に、15歳でオリンピック初出場。
注目されました。
けれど、ソチ・オリンピックでは代表落選。
その悔しさをバネに、本大会で今季最高の滑りで銀メダル獲得。
次のメダルも、同じく大会4日目。
スキージャンプ女子の高梨沙羅。
銅メダルでした。
金メダルの期待もかかった前回ソチ大会では4位だった彼女。
今回は、決勝の二本ともに103.5mを飛んで銅メダル。
二本目の渾身ジャンプが終わった後、プレッシャーから解放されて、チームメイトと抱き合う姿が印象的。
今回は銅メダルでしたが、なんといってもまだ21歳。
まだまだ金メダルは狙えます。
次は、スノーボード男子ハーフパイプ。
これが大会6日目。
前回ソチ大会に続いて銀メダリストになったのは平野歩夢19歳。
彼は、2回目に、「ダブルコーク1440」の連続技という、彼しかできない技を決めて暫定トップ。
しかし、3回目の演技で、アメリカのショーン・ホワイトが、同じ技を見事に決めてきて逆転。
惜しくも金メダルを逃した。
しかし、この19歳は淡々としたもの。
「自分にしかできないはずの、あの技をやられたらしょうがない。」
金メダルのショーン・ホワイトも言ってました。
「アユムに背中を押された。」
表彰でも、彼に笑顔ははありませんでしたが、興奮しまくりの金メダリストとは対照的な、なんともクールで大人な銀メダリストでした。
そして、次も連続の銀メダル。
ノルディックスキー複合個人の渡部暁斗選手です。
彼も、平野歩夢同様、前回ソチ大会に続いての銀メダル獲得。
複合は、前半ジャンプ、そして後半はクロスカントリーで争われます。
この競技の勝者は、「キング・オブ・スキー」の称号が与えられますね。
渡部は、前半のジャンプで3位。
トップと28秒差で後半のクロスカントリーをスタート。
途中までは、フレンツェルとクラプファーと三人でレースを作る展開。
トップを滑り続けると、風の抵抗を受けて疲労します。
それをわかっている三人が、トップを入れ替わりながら、集団のペースを落とさずに走るという実にフェアな展開。
誰も、一人だけを風よけにしないという暗黙のスポーツマンシップ。
しびれますね。
そして、最後の上り坂のスパート勝負に勝ったのが、前回金メダリストのフレンツェル。
「今日は完敗。」
インタビューでそう言っていた渡部選手の顔は、とても爽やかでしたね。
そして、女子のスピードスケート1000m。
この種目では、金メダルの最有力候補で、世界記録も持っている小平奈緒。
しかし、滑りの小さなミスが響いてトップには0.26秒差で届かず銀メダル。
そして、銅メダルは、1500mで、銀メダルを獲得している高木美帆。
前レースの疲労もまだ回復していない状態で挑んだこのレースで、銅メダルは立派。
さあ、平昌オリンピックは、まだまだ続きます!
え?
羽生結弦が金メダル?
よっしゃ、早速、お絵描き。お絵描き。
コメント