3月26日、萩原健一逝去。享年68歳。
とにかくいろいろと、お騒がせな人でしたが、文句なく、存在感のある人でした。
もちろん、歌手としての彼も、それなりに存在感はありましたが、やはり、役者としての彼の方が、僕らの世代では強烈でした。
僕は、現在のさいたま市である与野区で、子供の頃を過ごしましたが、ショーケンも出身は与野。
僕の住んでいた与野駅西口商店街では、彼の人気が高まるにつれ、そのことは、店主たちの間で、噂に登ることは多かったですね。
Wikipedia によれば、「鮮魚店の非嫡出子として生まれる」とのこと。
でも商店街に八百屋があった記憶はありますが、鮮魚店があったかどうかの記憶はありません。
ショーケンといえば、「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事と、「前略おふくろ様」のサブが真っ先に出てきますが、やはり、それよりも衝撃的だったのは、「傷だらけの天使」の小暮修役。
土曜の夜の10時からだったこの番組。
水谷豊演じるアキラとの掛け合いは、ちょっと目が離せませんでした。
特に、第1クールでは、ふんだんに裸のシーンも登場。
忘れられないのは、第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」
あの、「サインはV」のジュン・サンダースだった中山麻理のストリップシーンは、自室のテレビにかじりついていた記憶が鮮明です。
まだビデオデッキなどない時代でした。
あの当時、与野駅前のビルの屋上のペントハウスに住んでいた友人がいたんですね。
その家が、まるで「傷だらけの天使」で、オサムとアキラが住んでいた家にそっくりで、よく入り浸っていました。
懐かしい思い出です。
ショーケンの映画では、「誘拐報道」が秀逸。
小柳ルミ子が、よかったなあ。
彼の二番目の奥様がいしだあゆみ。
そういえば、倍賞美津子との噂もありましたね。
なんだか、彼の周りには、いつも僕の好きな女優がいるというイメージです。
四度も逮捕歴があって、「ワル」「不良」のイメージは、最後まで彼のキャラクターから離れませんでしたが、女性にモテたことだけは間違いないようです。
僕の世代の男子たちが、間違いなく彼から学習したこと。
「女にモテるには、やはりワル。」
良くも悪くも、僕らの世代には影響力の大きい人でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
合掌。
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