台風一過の、昨日の日曜日。
こいつが、やってこなければ、洋楽カラオケフリークの聖地「新橋BRUCE」で、「ミュージカル&映画音楽しばり」のイベントが開催される予定でした。
しかし、残念ながら、この台風で、イベントは中止の知らせ。
楽しみにしておりましたので、残念でした。
ここに集う人は、皆さんお上手。
BRUCE は、参加者の前で一人一人歌うスタイルなので、普段のカラオケのように、あまり冒険はできません。
実は、歌うと決めていた曲は、恥をかかないように、iPad に仕込んで、改めて聞き直していました。
Mixi のイベントへの書き込みを見ていると、皆さんやはり、最近のミュージカル「レ・ミゼラブル」や「ラ・ラ・ランド」からのナンバーなどからの選曲。
カラオケ仲間からの推薦もあって、映画はどちらも見ていますが、残念ながら歌えるまでには至らず。
どうも、年齢を重ねると、新しい曲が覚えられなくなります。
そこで、オールド映画ファンの選曲は、勝手知ったるクラシックの定番ミュージカル・ナンバーから。
イベントは、流れてしまいましたが、せっかく聴き込んだナンバーですので、、今宵はカラオケで歌ってみることにいたしました。
まず、これ。
このイラストでピントくる人は、多いかもしれません。
傑作ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」から、「エーデルワイス」。
映画の中で、この曲は、2回歌われます。
最初は、クリストファー・プラマー演じるトラップ大佐が、ギターを抱えて子供達の前で歌うシーン。
そして、もうひとつは、コンサート会場で、家族全員で歌うシーン。
歌いながら、感極まる大佐を、家族がフォローして、会場全員で合唱しますね。
感動的なシーンでした。
このカラオケも、僕の拙い歌を見兼ねて、すかさずフォローが入れてくれた方がいます。
男性ですが、この方がまたお上手ですので、そのまま紹介します。
素敵なミュージカル・セッションが出来ました。
そして、お次はこの曲。
1972年のアカデミー賞で8部門獲得した傑作ミュージカル「キャバレー」。
主演は、この作品で主演女優賞を獲得したライザ・ミネリ。
母親(ジュディ・ガーランド)譲りの圧巻の歌唱力で、映画のラストで熱唱したこの曲。
さてお次。
こちらも、ミュージカル映画の傑作。
オードリー・ヘップバーン主演の「マイ・フェア・レディ」
こちらは、1964年のアカデミー賞作品賞をとりました。
しかし、オードリー・ヘップバーンの歌は吹き替え。
歌っているのは、「ハリウッドの声」とも呼ばれる、最強のゴースト・シンガー、マーニ・ニクソン。
そのせいかどうか、アカデミー賞8部門を受賞しているこの作品で、オードリー・ヘップバーンは、主演女優賞を逃しています。
この映画の中で、僕がお気に入りの曲は「運がよけりゃ」なのですが、今回はやはりこれ。
実は、この曲は、今回の選曲の中で一番自信がなかったのですが、これにも「エーデルワイス」にジョインしてくれた彼が、助っ人。
聞けば、この映画は好きで、何度も繰り返し見ているとのこと。
歌詞には出てこない、バックコーラスまで、オーバーダビングしていただいて、かなりそれっぽく仕上がりました。
この彼が日本の方なのか、外国の方なのかは不明。
ただ、英語の発音は、完璧でした。おもわず、iPad のこちら側で「お見事!」
このあたりが、ネットカラオケの醍醐味ですね。
さて、お次は、もうミュージカルと言ったらこれというくらい定番中の定番。
1952年作品の「雨に唄えば」
そして、その中でも定番中の定番。
ジーン・ケリーが歌い踊るこの曲。
映画のアレンジとは、違っていましたがまあそれはそれ。
雨どころではなく、今回は、「台風に唄えば」になってしまいましたが。
さて、お次は、1958年のミュージカル映画「南太平洋」から。
この映画は、おそらく僕が初めて見たミュージカル映画と記憶しています。
主演はミッチー・ゲイナーと、ロッサノ・ブラッツィ。
けれど、実は二人のシーンを、僕はあまり覚えていません。
この映画で、なんとも強烈な印象を残したのは、でっぷり太ったおばさん役のファニタ・ホール。
冒頭で、この映画の主題歌「バリ・ハイ」を歌い上げて、まず印象を残すのですが(歌唱の吹き替えは、ミュリエル・スミス)、僕にとってはなんといってもこの曲。
いいんだよな。これ。
この島の娘の踊りが可愛いのなんの。
このカラオケが、BRUCE のカラオケリストにあったので、おもわずニンマリ。
そして、最後はこのミュージカル映画。
1972年作品の「ラ・マンチャの男」ですね。
あの当時の僕は、スケベな映画ばかり選んで観に行っていましたので、絶対にヌードが期待できないミュージカル映画はほとんど見た記憶がありません。
この映画も、映画館で見たのは、おそらく大学生になってから。
でも、この主題歌は、当時いろいろなアーチストが競ってレコードを出していたので、しっかり記憶にあります。
今回は、ミュージカル映画ばかりチョイスいたしましたが、この企画は、ミュージカル映画だけではなくて、映画音楽の主題歌なら、なんでもOKというしばり。
60年代から70年代にかけての映画音楽は、どの曲も、毛穴から染み込んでいます。
お店からは、今回は「中止」ではなくて、「延期」というお知らせが届いていたので、改めて開催のお知らせが届くまでに、もう少し古い映画音楽も聞き直して、仕込んでおくことにいたします。
コメント