うまい!
20年ぶりの再会でした。
本当なら、夜食は食べないのですが、昨日は帰宅後、どうしてもこれだけは、食べておきたくて、軽く一杯。
白飯の上に、ちょろっと乗っけたのは、知床半島の道の駅で、買ってきた「内子」です。
たらばがにから取れる、濃厚なミソです。
この内子と、僕が初めて出会ったのは、20年前。
北海道を旅行した時の、稚内の民宿の朝食でした。
白飯の上に、ほんの少量ポツリと乗っていた濃い紫の物体。
永谷園の「ごはんですよ」みたいなものだと思ってパクリ。
そしたら、たったそれだけの量なのに、たちまち、磯のエキスが口中に広がってビックリ。
あまりのおいしさに、民宿のおばさんを捕まえて、その正体を教えてもらいました。
その名も「内子」。
よし、東京へ帰ったら、絶対買って食べよう。
ところが、関東のスーパーマーケットでは、まずみかけない代物でした。
旅行をすれば、海産物センターへは、かならず寄ってみるのですが、なかなか内子には、出会えません。
Amazon で、検索すればヒットはするのですが、写真を見る限り、あの稚内で出会った内子のような、ドギツイ紫色ではない。
やはり、北海道限定の食べ物であったか。
そう思って、諦めかけていました。
しかしその、内子に出会ったのが、土曜日に訪れた、知床半島の「道の駅」の、海産物おみやげセンター。
思わず、声を上げてしまいました。
おまえ、そこにいたか!
貴重なものだと聞いていましたので、まずは値段を確認。
なんと、この小瓶で2100円です。
しかし、迷ったのは、わずか2秒。
なにせ、20年ぶりの再会です。
ここは、ケチるべきではない。
ここで、買い渋ったら、絶対に後悔すると判断いたしました。
その2秒を見てとったのか、お土産やのおばさんは、僕の顔をチラリと見て、これをちょうど2000円にしてくれました。
ありがたや。
これは、大事に大事に、食べさせていただきます。
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