ロンドンに住む多忙な公認会計士のチャールズは妻ベリンダの浮気が心配で探偵社に素行調査を依頼。
やってきたのはちょっと風変わりな探偵。
一人ロンドンをさまようベリンダをスクーターで尾行する探偵。
調査の結果、ベリンダには若くて二枚目でセンスの良い恋人がいることがわかる。
ベリンダの浮気が目に浮かんで仕事に手がつかないチャールズ。
実は、ベリンダには家庭が学校のように息苦しいものに感じられていた。
恋人のことを問い詰めるチャールズに、ベリンダが話し始める。
ベリンダが男に会ったのはテムズ川の遊覧船。
白いレインコートのその男は、こともあろうに彼女を尾行していた探偵だった。
もちろん、彼女は、その男が自分を調査している探偵だとは、夢にも思っていない。
それ以降探偵は堂々とベリンダについていくようになる。
一言も口をきかず距離を置いて、それでも共通の時を過ごす二人。
ベリンダは、陽気に振舞う探偵に自分と同様な孤独を感じる。
事実を知って、探偵の家に駆け込むチャールズ。
追いかけてきたベリンダは、そこで男の正体が夫に雇われた探偵であることを知ってしまう。
その日からベリンダは行方をくらます。
やがて探偵社を辞めた元探偵がベリンダを見つけ出す。
ベリンダは、今でもチャールズを愛していた。
探偵は、自分がベリンダと共に歩いて味わった人生の喜びをチャールズに与えれば二人に新しい人生が開けると考える。
探偵はチャールズに10日間15mの距離を置いてベリンダと共に過ごし、同じものを見て同じ音を聞けば、離婚の危機を避けられると提案。
最初は反発するチャールズだが、元探偵に諭されて白いレインコートを借りベリンダを追いかけ始める・・・
原題は、THE PUBLIC EYE。
日本封切のタイトルは、「フォロー・ミー」
やってきたのはちょっと風変わりな探偵。
一人ロンドンをさまようベリンダをスクーターで尾行する探偵。
調査の結果、ベリンダには若くて二枚目でセンスの良い恋人がいることがわかる。
ベリンダの浮気が目に浮かんで仕事に手がつかないチャールズ。
実は、ベリンダには家庭が学校のように息苦しいものに感じられていた。
恋人のことを問い詰めるチャールズに、ベリンダが話し始める。
ベリンダが男に会ったのはテムズ川の遊覧船。
白いレインコートのその男は、こともあろうに彼女を尾行していた探偵だった。
もちろん、彼女は、その男が自分を調査している探偵だとは、夢にも思っていない。
それ以降探偵は堂々とベリンダについていくようになる。
一言も口をきかず距離を置いて、それでも共通の時を過ごす二人。
ベリンダは、陽気に振舞う探偵に自分と同様な孤独を感じる。
事実を知って、探偵の家に駆け込むチャールズ。
追いかけてきたベリンダは、そこで男の正体が夫に雇われた探偵であることを知ってしまう。
その日からベリンダは行方をくらます。
やがて探偵社を辞めた元探偵がベリンダを見つけ出す。
ベリンダは、今でもチャールズを愛していた。
探偵は、自分がベリンダと共に歩いて味わった人生の喜びをチャールズに与えれば二人に新しい人生が開けると考える。
探偵はチャールズに10日間15mの距離を置いてベリンダと共に過ごし、同じものを見て同じ音を聞けば、離婚の危機を避けられると提案。
最初は反発するチャールズだが、元探偵に諭されて白いレインコートを借りベリンダを追いかけ始める・・・
原題は、THE PUBLIC EYE。
日本封切のタイトルは、「フォロー・ミー」
ヒッピーあがりの人妻ペリンダを演じるのは、チャーミングな中性的魅力絶頂期のミア・ファーロー。
探偵を演じるのは、イスラエルの名優にして怪優ハイアム・トポル。
そして、メガホンを取ったのは、これが遺作となるキャロル・リード監督。
大傑作「第三の男」と並ぶ彼の晩年の最高作ですね。
そして、なんといっても忘れてならないのは、ジョン・バリーのスコアによる、この映画のメイン・タイトル「FOLLOW FOLLOW」。
聞いているだけで、胸が切なさであふれ、キュンとしめつけらせれてしまう名曲です。
この名曲が、全編を通じて、さまざまなアレンジで映画中にあふれています。
このサウンドトラックは、映画公開当時は、僕の記憶では、シングルレコードとして発売されています。
しかし、当時中学生だった僕には、このレコードを買うまでのお小遣いのゆとりはありません。
そこで、ラジカセに、TDKのDタイプ90分テープをセット。
そして、情報誌「FMレコパル」にラインマーカーをして、当時、NHK-FMで、関光夫がDJを勤めた「軽音楽をあなたに」の「映画音楽特集」でオンエアされたこの曲を、エアチェック。
以後このテープは、それこそテープが擦り切れるほどに繰り返し聞きまくり、僕の青春時代を彩ることとなります。
やがて、時代はCDデジタルの次代へ移行。
さすがに、僕の耳でも、一番安いカセットテープにモノラルでエアチェックした音源のクオリティ不足は十分に確認可能。
そこで思い切って、このテープたちは、他のガラクタテープと一緒に、処分してしまいます。
その時点で、僕の頭の片隅にあったこと。
「この名曲がCD化されないはずはない。いずれCDが発売されたら、手に入れればいい。」
しかし、しかしです。
待てど暮らせど、このサウンドトラックは、CD化も、DVD化もされません。
こんなことなら、あのテープを消去するんじゃなかった。
しかし、そこで地団太踏むでも後の祭りです。
そして、テープを処分してから、およそ30年の時は流れ、平成20年5月。
そんなこんなを書き込みした僕のブログを読んだ方から、ある日僕のところに、一通のメールが届きます。
「お探しの、フォロー・ミー持ってますよ。よかったら差し上げましょうか。」
これぞまさしく、天からの声。
実は、この映画のサントラは、アメリカでは、正規発売されていたんですね。その方の持っていらしたのは、その輸入版。
しかし、もちろん、現在はこのCDは廃盤で、どのお店の店頭にもなし。
今では、おいそれと手に入るものではありません。
ヤフオクの出品では、何度か見かけましたが、これがなんと、60000円というとんでもない価格。
安サラリーマンでは、とてもポケットマネーで購入できる価格ではありません。
そんなこんなで、ジョン・バリーのコレクターという、コアな趣味のS氏と中野でお会いしたのが土曜日の夜。
しばし、「趣味」談義で、時を忘れるほど語り合い、彼と別れた後、深夜の山手通りをマイカーで帰宅しながら、早速いただいたCDを拝聴。
30年ぶりに聞く「FOLLOW FOLLOW」は、音質も最高。(これは、彼が自慢していたとおり)
いくつもの思い入れが、頭を交錯して感無量でしたね。
さあ、あらためて紹介しましょう。
「あなたに伝えたい1000曲」の691曲目にエントリーされたのは、映画「フォロー・ミー」の主題歌「FOLLOW FOLLOW」オリジナルサウンドトラック盤。
これ本当にいいですよ。
この曲を聴いていると、映画のシーンが次から次へと、脳裏をかすめ・・・脳裏をかすめ・・・脳裏をかすめ・・・
あれ?ちょっと待った。
おかしいですね。映画のシーンが、次から次へと、頭をよぎりません。
そこで、ハタと気がつきます。
なるほど、僕はこのサントラCDを探すのに、あちらこちらで、この映画の情報を入手したり、リサーチしてはいますが、どうやらその情報収集のおかげで、すっかりとこの映画を見た気になってしまっていたようです。
よくよく考えると、僕はまだ、この映画を正式には見ておりません。
そうそう。
かつて、BS衛星放送で録画したビデオテープが、どこかにあるはず。
この映画「フォロー・ミー」に関しては、ジョン・バリーのメインメタイトルだけが、一人歩きしてしまいましたが、ちゃんと映画のほうも見ておかないといけませんね。
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