美人女優というのは、そのキャリアのどこかで、こういう役をやってみたくなるんでしょうね。
ありていにいえば、「演技派」へのステップアップなのでしょうが、そのあたりへの気合の入れ方が、こちら側に伝わってくるかこないかで評価は分かれます。
世の「美人女優」と呼ばれる皆様方におかれましては、このあたり、けっこう「お茶を濁す」方が多いようにお見受けいたします。
美人女優が、その売りである「美人」という部分を、バッサリと立ちきって、「演技一本」の勝負をできるか否か。
最近では、シャリーズ・セロンが、気合を見せた「モンスター」という映画がありました。
実在した元娼婦の連続殺人犯の生涯を映画化した作品に主演。
それまでステレオタイプな美人女性役が多かったセロンは、この役のために、体重を13キロ増やし、「美人女優」をかなぐり捨てた体当たりの演技で見事アカデミー主演女優賞を獲得。
見事このステップをクリアして、大女優の仲間入りを果たしました。
この映画、「赤いアモーレ」も、この「モンスター」と同じ2004年の作品。
こちらは、「スペインの至宝」ペネロペ・クルスが、身も心も、イタリア社会の底辺で生きる女になりきっての大熱演を見せてくれました。
とにかく、トム・クルーズさえまいらせたこの美人女優が、「美しい」と見えたカットが、全編を通じて、ただの一カットもなかったということがまず特筆。(しいていえば、この映画のポスターのカットだけは美人女優にみえましたが)
そこは徹底していました。
浅黒い肌にすきっ歯、クマのように見える濃いアイライン、色の抜けた髪の毛の痛々しい姿、そして、品のない歩き方、走り方。
あの美しく愛らしいペネロペ・クルスを知っているファンであれば、ビックり仰天でおもわずうなってしまうかも。
そして、この映画で初めて彼女を見ることになる人は、ちょっとドン引きかもしれません。
彼女はこの映画のために、下層階級のイタリア語も完全にマスター。
しかし、その甲斐あって、彼女は、この作品で、イタリアのアカデミー賞でもあるドナテッロ賞で最優秀主演女優賞を獲得したという Google 検索結果。
これだけの変身をした気合と努力は報われたということでしょう。
お話は、じつにイタリアらしい、上流階級の医師と、場末の女との不倫の逢瀬をねちっこく描いたメロドラマ。
60年代なら、マルチェロ・マストロヤンニと、ソフィア・ローレンが演じてくれそうな映画です。
イタリアの人は、こういうお話が好きなんだろうな。
始まりは衝動、つながりは欲望。
失って気づいた真実の愛。
まあ、とにかく、主演のペネロペ・クルスには、拍手を送りましょう。
ただし、僕としては、やっぱり、「美しい」ペネロペ・クルスを見ていたいなというのが本音ですが。
ありていにいえば、「演技派」へのステップアップなのでしょうが、そのあたりへの気合の入れ方が、こちら側に伝わってくるかこないかで評価は分かれます。
世の「美人女優」と呼ばれる皆様方におかれましては、このあたり、けっこう「お茶を濁す」方が多いようにお見受けいたします。
美人女優が、その売りである「美人」という部分を、バッサリと立ちきって、「演技一本」の勝負をできるか否か。
最近では、シャリーズ・セロンが、気合を見せた「モンスター」という映画がありました。
実在した元娼婦の連続殺人犯の生涯を映画化した作品に主演。
それまでステレオタイプな美人女性役が多かったセロンは、この役のために、体重を13キロ増やし、「美人女優」をかなぐり捨てた体当たりの演技で見事アカデミー主演女優賞を獲得。
見事このステップをクリアして、大女優の仲間入りを果たしました。
この映画、「赤いアモーレ」も、この「モンスター」と同じ2004年の作品。
こちらは、「スペインの至宝」ペネロペ・クルスが、身も心も、イタリア社会の底辺で生きる女になりきっての大熱演を見せてくれました。
とにかく、トム・クルーズさえまいらせたこの美人女優が、「美しい」と見えたカットが、全編を通じて、ただの一カットもなかったということがまず特筆。(しいていえば、この映画のポスターのカットだけは美人女優にみえましたが)
そこは徹底していました。
浅黒い肌にすきっ歯、クマのように見える濃いアイライン、色の抜けた髪の毛の痛々しい姿、そして、品のない歩き方、走り方。
あの美しく愛らしいペネロペ・クルスを知っているファンであれば、ビックり仰天でおもわずうなってしまうかも。
そして、この映画で初めて彼女を見ることになる人は、ちょっとドン引きかもしれません。
彼女はこの映画のために、下層階級のイタリア語も完全にマスター。
しかし、その甲斐あって、彼女は、この作品で、イタリアのアカデミー賞でもあるドナテッロ賞で最優秀主演女優賞を獲得したという Google 検索結果。
これだけの変身をした気合と努力は報われたということでしょう。
お話は、じつにイタリアらしい、上流階級の医師と、場末の女との不倫の逢瀬をねちっこく描いたメロドラマ。
60年代なら、マルチェロ・マストロヤンニと、ソフィア・ローレンが演じてくれそうな映画です。
イタリアの人は、こういうお話が好きなんだろうな。
始まりは衝動、つながりは欲望。
失って気づいた真実の愛。
まあ、とにかく、主演のペネロペ・クルスには、拍手を送りましょう。
ただし、僕としては、やっぱり、「美しい」ペネロペ・クルスを見ていたいなというのが本音ですが。
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