『大怪獣ガメラ』は、昭和40年の公開。
大映のガメラシリーズの第一作ですね。
監督は、湯浅憲明。ガメラシリーズで名を上げた人です。
この映画を監督したときが32歳でしたから、まだまだ新進気鋭。
僕は、この年に6歳でしたが、この映画は公開当時に見た記憶はありません。
映画館でみた記憶があるのは、第2作「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」から。
この映画は、ガメラシリーズでは唯一、モノクロの映画ですが、そのためかどうか、ちょうど同じ頃にテレビにかじりついて見ていた「ウルトラQ」と、映像のイメージがダブります。
大映としては、東宝のゴジラシリーズのヒットや、洋画では、ヒッチコックの「鳥」が大ヒットしておりましたので、モンスターパニックをやるならいまだということになったのでしょう。
大映の特撮技術というと、後の「大魔神」シリーズなどで、内外にその実力を認めさせておりますが、同社特撮第一作となったこの映画では、まだまだその技術は試行錯誤段階。
ガメラが、甲羅からのジェット噴射で回転しながら空を飛ぶシーンは、ガメラシリーズでは定番のシーンですが、この第一作では、アニメ処理。
正直申してチープな感じは否めません。
この件については、DVDの特典映像で、湯浅監督が、苦笑いして、頭をさげておりました。
しかし、ガメラの造形は、やはり魅力的です。
僕にとっては、この映画の魅力は、まさにこの一点につきますね。
ガメラのプロフィールを科学的、生物学的な見地から考察すれば、およそ「幼稚」で「子供だまし」な設定のモンスターではありますが、この際野暮なことはいいますまい。
いいんです。ガメラは子供たちのための映画ですから。
ところで、なんで亀がこのモンスターのモデルになったか。
大映の名物社長といえば永田雅一氏。
彼が、ふと飛行機から見下ろした島の形が亀の甲羅に似ていたというんですね。
これを見て、ひらめいた永田社長。
「よし、大映の怪獣は亀をモチーフにする。」
これが、ガメラ誕生の瞬間ということになります。
はじめまして。突然のコメントで恐れ入ります。
私は、「ガメラ医師のBlog」管理人のガメラ医師と申します。映画ガメラに関する情報収集Blogを更新しており、こちらの記事にはガメラの検索から参りました。
拙Blogでは従来より、昭和版のガメラシリーズに付いての記事をまとめておりまして、この度2月17日付けの更新、
ガメラ:昭和(湯浅)版視聴記など 2009/02/17
http://blog.goo.ne.jp/gameraishi/e/105bd2b417b177edb55db86c12610a59
中にて、こちらの記事を紹介させて頂きましたので、ご挨拶に参上した次第です。差し支えなければ拙Blogもご笑覧頂ければ幸いです。
長文ご無礼致しました。それではこれにて失礼します。
投稿情報: ガメラ医師 | 2009年2 月17日 (火曜日) 午後 05時48分