先週の水曜日でしたか。
出先の用事が、早めに切りあがったので、帰りの道中で、ランチをどうするか思案していたら、ちょうど通りがかったのが日野市にある高幡不動尊。
みれば、境内の入り口に「あじさい祭り」の看板。
高幡不動は、都内有数の紫陽花の名所として知られ、境内奥の山には山アジサイが咲く、この時期が旬のスポットですね。
まあ、ここで通りがかったのもなにかの縁。
ファミレスは取りやめ、コンビニで軽食を仕入れて、紫陽花の咲き乱れる境内でランチとしゃれ込むことにいたしました。
まず境内に入ると、なにやら、勇ましい風情の侍の銅像がたっています。
この方は、知る人ぞ知る、新選組副長・土方歳三。
ここ高幡不動尊金剛寺は、幕末の志士である彼の菩提寺。
金剛寺は、真言宗智山派別格本山の寺院。
ここは古来、関東三不動の一つに挙げられ、そのルーツは、奈良時代とも伝えられますが、今を去る1100年前、平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのに始まるというのが通説。
まあ、それなりに、由緒正しき神社仏閣ですな。
「神社仏閣」オタクとしては、近場のポイントとして、押さえておきたいスポットではありました。
この時期の高幡不動は、紫陽花の中を縫うように歩く、八十八箇所の地蔵巡り散歩に訪れる観光客が多いのですが、さすがに仕事中の身では、そうもしておれず、ランチを早々に済ませて、紫陽花の寺を後にしてまいりました。
一句。
紫陽花に筆を重ねる絵描きかな
コメント