さて、東宝特撮シリーズの「顔」といえば、この人ですね。
佐原健二。
僕らの世代でいえばなんといっても、円谷プロダクション製作の連続特撮ドラマの第1作『ウルトラQ』の万城目淳。
彼が、東宝特撮デビューを飾ったのは『空の大怪獣ラドン』。
本多猪四郎、円谷英二両監督にこよなく愛された彼は、やがて、脇役も、悪役もこなす、懐の深い俳優になっていきます。
その彼が、この「マタンゴ」で演じた漁師役は、かなりのワル。
この映画で彼は、自らの発案で、治療中の前歯を抜く事を思いつき、その前歯を一本抜いた状態で、この映画に出演しております。
仮にも、2枚目の線で、やってきた俳優が、いくら、特撮ホラー映画と入っても、これはなかなかできないこと。
おもわずニヤリです。
その後も、佐原健二は、ウルトラマンシリーズで、参謀や長官などの役で息長く出演を続けていきます。
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