もう一つあるデッキは、パナソニックのDIGA。
こちらは、永久保存用の、映画の録画専門。
ブルーレイの方で、その他の見たい番組を録画して、通勤の車の中で、流し見鑑賞していたのですが、
ダメになってしまいましたので、やむなく、ここ最近は、ダビングした映画を、ぼちぼちと見ております。
本当言いますと、映画は、もっと腰を落ち着けて、ちゃんと見たいという思いもあるのですが、
なかなか忙しくて、そんな余裕がありません。
今はこれでやむなしかなあ。
まあ、じっくりと見るのは、定年退職後の、お楽しみですな。
いよいよあと10年を切りました。
「マンデラの名もなき看守」
ヨーロッパ関係各国と南アの共同制作。実在の看守の手記を元にした実話の映画化。
マンデラ役の役者が、もうちょいちとご本人に似ているとよかった。
「新吾十番勝負 第三部」
未見。第三部から見てしまいました。
ちなみに、僕は、大学までの同級生の友人に、「新吾」という名前が三人いました。
奇しくも、三人ともみな同じ「新吾」。
これ、偶然ではなかったんだということが、この映画を見てわかりました。
僕らが生まれた、昭和30年代半ば。
人気絶頂だった、大川橋蔵演ずる、時の将軍の嫡子「葵新吾」にあやかって、
息子にこの「新吾」の名前をつけた親は多かったんでしょうな。
凛々しい大川橋蔵と、このとき21歳の佐久間良子。
「日曜日が待ち遠しい」
トリュフォー監督の遺作。主演は、監督の最後のパートナーであるファニー・アルダン。
軽妙洒脱なミステリー映画。
いたるところに、ヒッチコックタッチが使われていて、見ているほうはニヤリ。
それにしても、トリュフォー監督は、ファニー・アルダンの、脚線美にぞっこんだったのが、
この映画を見ると、よーくわかりますね。
「シコふんじゃった」
周防正行監督の、秀逸なコメディ映画。
しかし、こんな地味な題材を、よくもまあ、ここまでのエンターテイメントに仕上げたもんです。
お見事。
芸達者な竹中直人が、ちとやりすぎな嫌いがありましたが、あの太目のマネージャーを、男性力士にしてしまう力技は圧巻。
「新平家物語」
溝口健二監督の絢爛豪華な歴史絵巻。
物語がどうのこうのよりも、イラストを描く前提で見ていると、映画全盛期の頃の時代劇は、たまりません。
主演は、市川雷蔵。
端正なマスクが自慢のスター俳優ですが、この映画のあの眉毛は、ちとデフォルメが過ぎました。
それからそれから、清盛の母を演じた木暮実千代。
あの平安時代の衣装からのぞいていた胸元に気がついたのは、僕だけでしょうか。
ちょっと、あれは意表をつかれて、ドキッとしてしまいました。
「黄昏」
ウイリアム・ワイラー監督作品。
ちょっと、「スター誕生」を思い起こさせる物語。
ローレンス・オリビエの、落ちぶれ方で見せる映画でしょうか。
財布の中から、小銭だけをとって、去ってゆくラストは、せつない。
コメント