僕らはコテコテの「ニューミュージック」世代です。
フォーソングの時代は、僕らよりもう一つ上の世代。
いわゆる「団塊の世代」のオジサマたちが、ムーヴメントの中心でしたね。
キングストン・トリオとか、ブラサーズフォーなどの、アメリカのカレッジフォークを
コピーしていた彼らが、やがて、自分たちの言葉で曲を作り出すようになったという
流れです。
岡林信康や、友川かずきがギターを抱えて歌い始めた頃、僕まだ小学生。
中学生になって、ギターを弾き始めるようになって、「フォークソング大全集」みたいな
コード譜付きの歌本を買ってきて、それを見ながら弾いているうちに覚えたもんです。
とにかく、ギターをかじった人ならみんなわかると思いますが、鬼門は「F」のコード。
ですから、「F」のコードの出てこない、「C」とか「G」で弾ける曲はありがたかったなあ。
あの頃の男子は、ほとんどギターの一本くらい家にあったんじゃなかろうか。
今はカラオケがありますから、誰でも好きなときに好きな曲を歌えますが、
あの頃は、友人の中に一人くらいギターが弾ける奴がいないと、とにかく歌えませんでした。
「F」をサラリと弾き、ついでに「A」とか「D」まで、ネックの手前のほうで弾かれたりすると
「ん。こいつただものではない」という感じでしたね。
それでは怒涛のカラオケメドレー。
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