ブライアン・デ・パルマ監督の1987年作品。
ヒッチコックゆずりの映像派監督らしい、斬新なカメラタッチで描く犯罪映画。
このイラストは、「ココナラ」で、依頼されたものです。
オーダーは、あの深夜の駅での銃撃戦のシーンに、すでに亡くなっている
二人も登場させてもらいたいというもの。
根が嫌いではないので、iPad のアプリで、合成を試みてみました。
あのシーンは、1927年のソ連映画「戦艦ポチョムキン」の、オデッサの回廊の
シーンにオマージュを捧げたシーン。
それに、デ・パルマ監督独特のねちっこいスローモーションをからめて、インパクトの
あるシーンに仕上げていました。
こんなかんじ。
まだ、若々しいケビン・コスナーもいいし、ショーン・コネリーの重厚さもいいのですが、
僕が、この映画で、強烈に印象に残ったのがこのシーン。
実在のギャングの親分アル・カポネを演じたロバート・デ・ニーロですね。
いつもの、なりきり演技で、その存在感は圧倒的。
彼が子分たちを一堂に集めた円卓で、バッドを持って、後ろを練り歩き、
そのうちの一人を背後から、突然メッタ打ちにするシーン。
これは怖かった。
それから、定番のこの一枚。
財務省から派遣されてこのチームに来たチャールズ・マーティン・スミス。
彼は、一目見て、あの「アメリカン・グラフィティ」の眼鏡の坊やだとわかるのですが、
一番最初に殺されてしまいます。
しかし、撃たれたエレベーターの壁に、血のりで描いた「Touchable」(手が届くぞ)
映画は、あそこからグッと盛り上がっていきます。
あれも、好きなシーンですな。
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