ロベルト・アンリコ監督の1967年のフランス映画。
根強いファンの多い青春映画の傑作ですね。
アラン・ドロンやジョアンナ・シムカスならまだしも、リノ・バンチュラみたいな
おじさんが出ていても青春映画とはいかがなものかと思いますが、
「青春」とは、つまり年齢ではないということです。
ロベルト・アンリコの演出は、とにかく主演の3名のコラボレーションが
醸し出す「素」の魅力を徹底的にカメラに収めていきます。
これが、この映画がいつまでたっても「みずみずしさ」を失わない
最大の原因。
ジョアンナ・シムカスは、この映画一本で、永遠に語り継がれる
青春映画のヒロインになりました。
銃撃戦の流れ弾に当たって倒れたレティシアを、海へ会葬するシーンは
名シーン中の名シーン。
この映画のどのカットをとっても、映画のシーンというよりは、
3人の日常のスナップ写真みたいで、とても魅力的。
そんな中からイラストを2枚ほど。
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