スティーリー・ダンは、大好きですね。
実は、僕は学生の頃は、キャンディーズの大ファンでした。
特に、ランちゃんですね。
そのランちゃんが、もう解散が決まっていた頃、なにかのFMの番組で、言っていたんですね。
「スティーリー・ダンはいいですね。」
その時までは、その名前を僕は知りませんでしたので、これはヤバいと思い、調べて初めて聞いたのが、
彼らの「ガウチョ」というアルバム。
実は、それが彼らの最後のアルバムでした。(後に復活しますが)
その中に収録されていた、「Babylon Sisters」。
この曲に、完全にノックアウト。
こりゃ凄いぞということになり、そこから、彼らが世に出したアルバムを、遡って聞いて、
完全にはまりました。
当時は、巷に、レンタルレコードが出始めていたころ。
大学近くの「黎紅堂」やら、「友&愛」など、歩き回って、全部のアルバムをカセットで揃え、
これも、ちょうど流行りはじめのSONY のウォークマンで、まあ、飽きることなく聞いていました。
とにかく、彼らの作り出すサウンドは、洗練されていましたね。
ロックというカテゴリーに入るのでしょうが、ジャズやフュージョンのエッセンスもたっぷり。
とにかく一曲のクウォリティの密度が半端じゃない。
まあ、スタジオで、ドナルドフェイゲンとウォルター・ベッカーと、そして才能あるミュージシャンが
練りに練ったサウンドは、かなり濃密でした。
その音楽を、当時の僕が、ちゃんと理解できていたかというと、残念ながらそれは無理。
やはり敵のレベルは相当高い感がありました。
僕としては、ビートルズやビリー・ジョエルの方が正直とっつきやすかったのですが、
でも、ちょっと音楽事情に明るい奴と、ウンチクの背伸び合戦をやる時などは、もう決めの文句は
これでしたね。
「でもやっぱ、スティーリー・ダンでしょ。」
こう締めて、首を横に振る奴はいなかったなあ。
聞いていないやつがいたら、「うそ」などといいながら、聞かせたのは、やはり「Babylon Sisters」
では、昨夜の歌謡曲から、うってかわって、今夜は都会派AORの4連発です。
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