心配されていた台風も、首都圏にはほぼ影響なし。
予定通り、昨日の土曜日は、新橋で音楽三昧。
今回のお連れ様は、我社の若社長。
先日の、ISO定期審査の慰労を兼ねましょうということでしたので、ゴルフの出来ない
僕はカラオケを希望。
お互い、仕事はありましたが、夕方までには終わらせて、新橋日比谷口のSL広場に
集合ということになりました。
まずは、僕がご招待したのは、いつもの洋楽カラオケBruce
マスターには、mixi のお店のコミュニティで来店予告をして、二人で出掛けました。
僕たち以外のお客様は、3人で、合計5名。
新橋というところは、サラリーマンの聖地というだけあって、土曜日は会社は休み
のところが多くなり、意外とこういうお店は忙しくないのだそうです。
Bruce は、つい先月の28日も、カラオケ仲間たちと一緒にいったばかり。
今回は、はじめて会社の人と一緒に歌いに行きました。
僕のカラオケ道楽をネットで知って、社長から声がかかったという次第。
さて今回の洋楽カラオケの部。
前回の、僕の個人的お題は「雨」でしたので、今回は「太陽」という趣向で
選曲していきました。
今回Bruce で、歌ったのは8曲。
人数が5人くらいですと、2時間くらいでも、これくらいは歌えます。
Bruce のホームページには、「ソングサーチ」がありますので、
僕の場合は、お店で曲を選んでいる時間が、もったいないという思いがあって
歌う曲は、あらかじめ決めておいてしまいますね。
こうしておけば、誰かが知っている曲を歌い始めたら、すぐにマイクを持って絡めるぞ
という寸法です。
お店にいる間は、隙間なく楽しもうという魂胆なわけです。
歌った「太陽」しばりは以下の8曲。
Title Good Day Sunshine
Artist Beatles
Title Sunshine Of Your Love
Artist Cream
Title Sunshine On My Shoulders <太陽を背にうけて>
Artist John Denver
Title Sunshine Superman
Artist Donovan
Title You Are The Sunshine Of My Life
Artist Stevie Wonder
Title You Are My Sunshine
Artist Bing Crosby
Title Here Comes The Sun
Artist Beatles
Title The House Of The Rising Sun <朝日のあたる家>
Artist Animals
(以上、お店のリストからのコピー)
その他、TOTO のROSANNA や、ポールとマイケルの GIRL IS MINE。
レイ・チャールズの WHAT'D I SAY など、絡めそうな曲をどなたかが歌いだせば、
お呼びでなくても、勝手に前に出て、絡ませていただきました。
ちなみに、今年40歳の若社長は、ハードロックを気持ちよさそうにシャウトしていましたね。
さて、ここでたっぷり2時間楽しんだ後は、Bruce から、歩いて数分のところにある
フォーク酒場「落陽」。
お店の中に入ると、常連様を中心に10人くらいのお客様。
すでに、フォークソングで盛り上がっていました。
お店の名前が物語るとおり、店内のあちらこちらには、吉田拓郎の写真がいっぱい。
店内には、小ステージがあり、ここには、アコースティック・ギターはもちろんのこと、
エレキ・ギターやベース・ギター、ヤマハ(?)のデジタル・ドラム・セットがセッティング。
ちょっと本格的です。
基本的には、来店しているお客さんが、はじから順番に、一人二曲ずつ、お店の楽器を
使用して弾き語るという流れ。
はじめてお邪魔した、僕の隣に座ってくれたマスターにおそるおそる聞いてみます。
「あれ?マスター、カラオケは置いてないんですね?」
すると、マスターはニッコリ笑って「はい。うちでは、はじめっから置いてませーん。」
もちろん、ギターを弾かないお客さんもいるそうなのですが、その場合は、マスターと
ベースギターを弾きこなすママの出番。
お客さんが、マイクを持って歌い、バックでは、ほぼ即興の生伴奏というスタイルになるとのこと。
カラオケがないのですから、当然歌詞を写すモニターもなし。
あるのは、店内のあちこちに転がっている、年代モノの歌本とステージに置いてある譜面台。
うーん、なるほど。そういうお店なのね。
アットホームなお店の空気の中で、事情が飲み込めてくるうちに、こちらはだんだん冷や汗が
出てきました。
洋楽カラオケの方では、いつものとおり、歌う予定の曲は、一応、ネットカラオケの
SingSnap で一通り歌ってみて、大コケはしない程度の下準備はしてくるのですが、
こちらの方は完全に下準備なし。
自分の番になったら、カラオケで、泉谷しげるの「春夏秋冬」か、ショーヤンの「ささやかなこの人生」
でも歌って、お茶を濁そうと思っていたのですが、そのカラオケがないのですからさあ大変。
さあ、どうしようかと考えていたら、昔学生時代によく使用していたフォークソングの歌本を
電子書籍化したものが、 iPad に入れてあったのを思い出しました。
そこで、「井上陽水」を検索し、コードの少なくて、簡単な曲を探してみつけたのが「傘がない」。
これで、後は、野となれ山となれ。
何回かこの店には来ているという若社長が、サラリと長渕剛を歌い終わった後、
覚悟を決めて、iPad 片手に、ステージに上がりました。
さて、久しぶりの生ギター弾き語りということで、お恥ずかしながら、
かなり舞い上がって歌いだした僕のステージに、すかさずマスターやママ、
腕に自信ありの常連様たちの暖かい演奏サポート。
ワンコーラス歌い終わる頃には、ステージはにぎやかになっておりました。
こうなってくると、こちらも俄然調子に乗り出します。
エンディングのところでは、「傘がない」と同じコード進行のグランドファンクの
「ハートブレイカー」まで織り交ぜるワルノリ。
歌い終わって、もう一曲というところで、「気持ちよく」なりついでに、
30年も前に作った自作の曲などを披露してしまいました。
しかし、百戦錬磨の「落陽」バンドのメンバーは、顔色一つ変えずに、この初見の僕の曲に
僕の弾くギターのフレットの動きを見ながら、即席でステージで生伴奏。
これには、驚きました。
まあ、こういう、腕に覚えのあるフォークソング世代の常連でにぎわう店内は、
この後、「春だったね」「イメージの詩」など、吉田拓郎の歌の大合唱と続いていきます。
こんなことなら、来る前に、ちょっとはギターの練習くらいしてくればと後悔しましたが、
歌い終わってしまえば、後の祭り。
店内は、コテコテに、往年のフォークソング華やかし頃のテイストやグッズでいっぱいで、
いわゆるブームど真ん中の団塊の世代のお客様ばかりかと思いきや、
中には妙齢の女性や、大学生もチラリホラリ。
我が若社長は、エンケンだ、友川かずきだ、岡林だと僕らも知らないような曲を
聞いて知っているいる、かなりのフォークソングフリークではあるのですが、
これは、彼の世代としては、かなり異色なファンといっていいでしょうね。
カラオケで歌うフォークソングの場合、どうしても、あのアコースティック・ギターの
音色やテイストは、デジタル音で表現するには限界があって、ずっと音質の違和感を
感じていたのは僕だけではないでしょう。
「やはり、フォークソングはナマの音に限る。」
これは、こういうお店に来て見るとヒシヒシと実感。
そう思っている人も、やはり、僕たちの世代では、相当数いるので、こういうアナログの
フォーク酒場に、お客さんが集まるのでしょう。
おかげで、楽しい土曜の夜を過ごさせてもらいました。
では、昨日土曜日の洋楽とフォークソングの宴で、僕が歌った曲や、絡ませてもらった曲を
5分30秒のダイジェスト生音源に編集いたしましたので、ご紹介いたします。
よろしければ、お聞きくださいませ。
ちなみに、僕が最後で歌っているオリジナル曲は、「頂上より」という曲です。
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