ABBAは、好きでしたね。
彼らのオーストラリアのライブをドキュメントした「ABBA THE MOVIE」は、何度見たことか。
二組の夫婦からなるユニットで、実に健康的でチャーミングで、それでいてセクシーでした。
似たような路線で、女性姉妹ユニットのノーランズもいましたが、圧倒的にABBAの方に色気がありました。
特に特筆すべきは、アグネッタのヒップライン。
忘れもしません。
Money Money Money の曲中。
アンニフリーダが「A Ha ~」と歌うところで、彼女がクルリと振り返って、お尻を振りながら踊るんです。
日本では、ピンクレディも、足を広げて踊ってましたが、敵じゃなかった。
あまりに健康的過ぎて、ABBA は、アメリカでは唯一「Dancing Queen」 が全米ナンバーワンヒットになったのみ。
でも、ヨーロッパやオーストラリア、そしてわが日本では圧倒的な人気で、自動車メーカー「ボルボ」と肩を並べるスウェーデンの「輸出産業」といわれました。
とにかく、キャッチーで、親しみやすいメロディラインが、ABBAの楽曲の魅力。
1970年代当時は、カラオケになんてありませんでしたが、楽譜を買ってきて、生ギターでよく歌ってました。
今や、彼らのヒット曲の数々も、カラオケで歌える時代。
お尻を振って踊りはしませんが、あのアグネッタのハイトーンには果敢に挑戦いたしました。
個人的には、アンニフリーダの歌う、ミュージカル調の楽曲もスキでした。
解散後も、ABBA は、定期的にリバイバルされます。
世の中の音楽が、ヘビメタやパンクなど、ポップスが過激な方向に向かい出すと、ABBA の健康的なポップスはその反動で必ず再燃します。
1970年代のグループですが、カラオケを歌ってアップすると、コラボしてくれるのは、子供たちだったりするんですね。
もうすぐ還暦を迎えるオヤジとしては、これはうれしい限り。
おそらくは、お母さんに聞かされて、歌わされているのでしょう。
ABBA の楽曲は、すべての人の音楽感性の琴線に触れるパートを持っているようで、聴き続けて飽きてしまっても、またいずれここに戻ってくる。
そんな魅力があります。
エバーグリーンなのでしょう。
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