放映順では逆になりましたが、これもムロツヨシ主演のコメディ。
宇宙を舞台にした作品でありますが、こちらは、ほぼこのスペースピットと、侵略異星人たちと向き合う応接室のみで、ドラマが展開するシチュエーションコメディ。
これも、グッと製作費を抑えた省エネ作品です。
特筆すべきは、Amazon プライムで制作したWeb 配信ドラマということ。
ドラマの形態も、いろいろと様変わりしてまいりました。
お話のメインは、侵略宇宙人へ「帰れ」と促す説得シーン。
この侵略宇宙人に扮する役者が、皆さん、実に芸達者で楽しめました。
チラホラと知った顔の俳優さんもおりましたが、皆様おおむね舞台や漫才などで活躍している方々。
従って、どちら様も、皆アドリブの効いたボケツッコミが大変お上手。
明らかなセリフのとちりをやらかしていても、かまわずそのまま続けさせてしまうラフな演出。
とにかく役者たちが、気持ちよさそうに、アドリブしまくりなのが、なんとも新鮮で心地よい。
低予算を逆手に取って、役者をおもいきり遊ばせているライブ感が伝わってまいりました。
そんな中で、僕が見て、主演のムロツヨシを食わんばかりの存在感を示したのが、池谷のぶえという女優さん。
エグザイルが大好きな巨漢のパート主婦という役どころでしたが、この人がかなり曲者。
気になって、ちょっと、略歴をWiki してみたら、なんと我が母校、東洋大学の先輩でした。
出演作品を見ると、過去に見たことのあるドラマにも何本か出演していてビックリでしたが、残念ながら印象には残っておらず。
僕から見れば、このドラマで突然現れた、実力派女優。
主に舞台を活動の拠点にしている女優さんで、そのセリフのライブ感は舞台で鍛えられていたもののようです。
それから、いまや若手俳優の中ではトップランナーの菅田将暉。
乃木坂46の西野七瀬。
賀来千香子を叔母に持つイケメン俳優賀来賢人。
劇団☆新感線の看板俳優橋本じゅん。
まあ、どの役も舞台の芝居のようにデフォルメされたキャラで、役者たちはその配役をエキセントリックに演じていました。
芸達者な役者たちに自由に演技させて、そこで起こる化学反応をカメラに収める。
そんなコンセプトのドラマというところでしょうか。
これからは、こういうドラマもどんどん増えてくるかもね。
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