さて、収穫した里芋です。
先日行なった収穫祭では、冷蔵庫と冷凍庫の保存野菜を一気に料理して、みんなに食べてもらいましたが、この里芋は今が旬のとれたて。
まずは、里芋の皮むき。
実はこれ、けっこう好きです。
お湯で、15分程度茹ででから、ちょっと時間をおいて粗熱をとります。
それからとりかかるのですが、これで、親指の腹だけで、里芋の皮がツルンツルンと面白いように剥けます。
癖になります。
採れたての里芋は、これで醤油をつけて食べるだけでも、十分に美味しいのですが、やはり定番は煮物。
通常の里芋の煮っころがしと、少々テリをつけて、イカと一緒に煮たもの。
大量に作りましたが、毎食チビチビと食べ続けても、飽きない。
醤油、みりん、白だしで煮込みますが美味しくできました。
日本人の味覚の琴線にふれる味です。
煮物の他には、里芋でサラダも作ってみました。
これは、ポテトサラダと同じ作り方。
レシピでは、相方の素材でキュウリが指定でしたが、これはもう在庫がなかったので、冷凍にしてあったズッキーニを使用。
解凍したズッキーニは、ややベタリとしていましたが、僕の舌では問題なし。
里芋のサラダは、ポテトサラダに比べて、かなりモッチリとした食感になって、なかなかおいしい。
ブラックペッパーをたっぷりかけるのがオススメですが、飽きてきたら、各種ドレッシングで味の変化も楽しめます。
里芋はまだまだ収穫できますので、いろいろと楽しみ。
さて、それからヤーコンです。
去年は、思わぬ豊作で、ジャンボヤーコンにびっくりさせられました。
これで味をしめて、今年は苗を倍にしましたが、収穫したものは、去年に比べてやや小ぶり。
「収穫祭」では、この採れたてヤーコンの天ぷらを目玉にいたしました。
ヤーコンは食感を楽しむ野菜。
シャキシャキとした、食感はなんといっても採れたての醍醐味。
ヤーコンは、去年もたっぷりと楽しませてもらいました。
素材としてはオールマイティな野菜。
揚げてよし、煮てよし、炒めてよし、生でよし。
検索すれば、レシピも色々と出てくるのですが、まずは一番シンプルに漬物。
浅漬けにしたヤーコンも、美味しいのですが、意外と評判がよろしかったのが、下の方の写真。
塩昆布と一緒に和えたヤーコンです。
誠にシンプルで簡単なのですが、これがなかなか癖になる美味しさ。
ヤーコンは大量にありますので、しばらくの間は、我が食卓には欠かせない一品になりそう。
それから、「収穫祭」で、大量に仕入れた焼きそばが残っていましたので、ベジタリアンとしては、これに、豚肉の代わりにヤーコンを使用。
なかなか美味しくできました。
もちろん、一食ずつ真空パックをして、冷凍庫に保存。
さすがに、シャキシャキの食感は、やや失われて、ヤーコンも色変わりしてしまいますが、我が胃袋には問題なし。
さすがに、ちょっと人には出せませんが、自分で食べる分にはこれでも十分。
この焼きそば、一週間かけて、完食いたしました。
さて、畑のかたすみで、今でも定期的に収穫できる野菜がひとつありました。
ニラです。
収穫が始まって以来、根を抜かなければ、切り取っても切り取っても、また2、3週間で成長してくれるのがニラ。
収穫するたびに、これでニラ玉を作っていましたが、今回はニラレバに初挑戦。
レシピの指定では、ニラとモヤシを使うのですが、冷蔵庫に、モツ煮用の人参とごぼうのカット袋詰めが残っていましたので、これを使ってみました。
ニラレバきんぴらです。
ナマ食のレバーは、お酢に塩をまぶして漬け込んでから炒めるとあのクセがとれます。
ニラレバは、子供の頃は、あまり好きじゃなくて、残したりしていた記憶がありますが、不思議と大人になってからは好物になっていました。
それも、自分で作ったものとなると、その美味しさもまた格別。
生のレバーが、近くのスーパーでは売っていないのすが、ニラが収穫できたら、やはり定期的には食べたい一品。
それから、これ。
明日葉のツナマヨ。
しっかりと塩茹でして、少々あく抜きをしてから、茎ごと包丁でザックリと一口大にカット。
お浸しにしてもおいしいのですが、僕はこちらがお気に入り。
豆乳と一緒に炒めて、パスタにするレシピもありましたが、これも美味しかった。
さて、いよいよ残り野菜も少なくなってきましたが、収穫した野菜は、絶対に使い切る。
これをモットーにベジタリアンをやっております。
なにせ、作るときは、素材を残さずに、ある分だけ一気に作るというのが、我が家流。
でも、料理がこう楽しくなってまいりますと、同じおかずを続けて食べることも苦にはなりません。
今は、クックパッド様様で、素材で検索すれば、レシピはいつでも何万通り。
それでも、レシピ通りにはならず、皿に盛ってから苦笑いという作品も少なくありません。
でも、素人料理は、失敗を楽しんで学習していくもの。
作った料理の味は、上手にできたものよりも、案外失敗したものの味の方をしっかり覚えていますね。
インターネットのレシピも便利なのですが、やはり、料理は最終的には、「理屈」よりも、手と舌を使っての「経験値」で学習するもの。
男料理としては、今後も素材の恵みを、上手に無駄なく使うことをモットーにして、「食べる」ことだけは、一生楽しみたいもんです。
コメント