「ラバーソウル」は、1965年リリースのビートルズ6枚目のオリジナル・アルバム。
ところで、覚えてますか?
ビートルズのアルバムの中で、これだけ、ステレオのパンポッドを、右にひねると、ボーカルが綺麗に消え、演奏だけになるんですね。
ステレオへの過渡期の、試行錯誤だったのでしょう。
プロデューサーのジョージ・マーティンが、ボーカルトラックを左。
演奏トラックを右に分けて録音。
つまり、オリジナルのレコードが、そのままカラオケになるわけです。
これは嬉しかったですね。
まだ、カラオケなんてなかった時代です。
ビートルズの楽曲を歌おうと思ったら、コード譜付きの歌本を買ってきて、下手なギター掻き鳴らしながら弾き語りで歌うしかなかった。
難しいコードなんて出てきたらお手上げでした。
でも、このアルバムの楽曲だけは、ビートルズのオリジナル演奏をバックに歌えました。
このアルバムの僕の中の評価は、ビートルズの数多ある傑作アルバムの陰に隠れて、正直いってあまり高くはなかったのですから、この「カラオケできる」効果でいつのまにか評価もうなぎのぼり。
おそらく、僕がアルバム全曲を一番最初に歌えるようになったのは、この「ラバーソウル」だったと思います。
さて、時は過ぎて、いまやネットカラオケの時代。
ビートルズのすべての楽曲が、好きな時にいつでも自宅で歌えるようになりました。
ありがたや。
しかも何回コーラスを重ねてもオーケー。
それから、とちったり外したりしたら、途中から何回でも録り直せます。
そして公開にしておけば、世界中のビートルズファンと、コラボもできます。
まさに、ビートルズは国境を越える。
いい時代になりました。
さて、久しぶりに、このアルバムの全曲を歌いましたので、拙いイラスト共に、ご披露いたします。
こうやって、アルバム全曲並べてみると、この邦題がなんともダサくて味があるなあ。
時代を感じます。
日本のマーケットのために、宣伝部が邦題をつけていたのも、確かこのアルバムまででした。
これも今となっては懐かしや。
(おっと、「愛こそすべて」がありましたか)
アナログA面
2. 「ノルウェーの森(ノーウェジアン・ウッド)Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」
3. 「ユー・ウォント・シー・ミー You Won't See Me」
4. 「ひとりぼっちのあいつ(ノーウェア・マン)Nowhere Man」
5. 「嘘つき女(シンク・フォー・ユアセルフ Think for Yourself」
アナログB面
1.「消えた恋(ホワット・ゴーズ・オン) What Goes on」
3. 「君はいずこへ(アイム・ルッキング・スルー・ユー) I'm Looking Through You」
5. 「ウェイト Wait」
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