ブータンでお世話になったガイドさんから、ティンプーのツェチェ(お祭り)の動画を送ってもらったので、お礼に何か日本の動画を送ろうかと打診したら、やはりお祭りがいいとのこと。
ちょうど、地元川越で、年に一度の「川越氷川祭」が開催されましたので、早速、ビデオカメラ片手に、出かけてきました。
昨日の朝はあいにくの雨模様。
一応、レインコートは持参しましたが、お祭り開始の10時になる頃には、日が差してきました。
絶好のお祭りコンディション。
川越にはもう25年住んでいますが、川越祭りに出かけたのは、今回がはじめて。
まずは、会場で配布していた無料パンフレットからウケウリ。
川越祭りの起源は古く、慶安元年(1648年)から。
時の城主であった松平伊豆神信綱が、川越氷川神社へ、お神輿や祭礼道具を寄進。
この氷川神社の神事祭典に、氏子の上・下十ケ町が中心になって、町方祭礼行事である「附祭」を一緒に行うようになって、現在のスタイルになったそうです。
「附祭」のメインは、なんといっても、各町内が繰り出す山車の曳き回し。
山車の構造は、二層の鉾と人形からなる江戸型。
二重の鉾は、スルスルとエレベータ式に伸びて、てっぺんには武者人形。
江戸時代の低い城門をくぐるための工夫だそうです。
前方には、欄間を乗せた小さな舞台があり、お囃子に乗って、踊りを披露します。
そして、この舞台は、360度水平展開する回舞台。
山車は、宰領と呼ばれる、山車の運行責任者が、全体の状況を確認して、頭上で拍子木を二つカチンカチンと打ち鳴らすと出発の合図。
「ソーレー」という掛け声に、曳き綱を持った全員がコール・アンド・レスポンス。
山車行事のルーツは、氷川神社の神幸際。
午後一時に、氷川神社を出御。
小江戸の蔵の町並みを、神輿の行列が続き、その後に山車が続きます。
これが初日の見所。
夜の、川越まつりも大盛況。
屋台も人も大賑わいです。
屋台のメニューは、ベジタリアンにとっては、どれも禁断。
食欲に任せたら、胃袋がとんでもないことになるので、持参した饅頭以外は口にしないと決めてきましたが、これは辛かった。
とにかく美味そうで参りました。
歩きながら、屋台には、意外と美人が多いことを発見。
普通の美人3割。昔は美人だったけれど、今はケバいオバさん3割。おじさん亭主と一緒の太めのおネエさん3割と見ました。
山車は、ライトアップされて、迫力も倍増。
各交差点では、お祭り名物、夜の「曳っかわせ」。
山車が、交差点ですれ違う時、お互い正面同士向き合って、「曳っかわせ」というお囃子の競演儀礼。
曳き手も、提灯を乱舞させて声援。
見物客もやんややんや。
お祭りは、最高潮に達します。
まあ、にわか知識のお祭り素人が、偉そうに語ってもしょうがありません。
まずは、動画をご覧あれ。
令和元年川越祭り
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氷川神社神幸際神輿還御
川越祭りの夜
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