中曽根康弘 政治家 11月29日没 享年101歳
元内閣総理大臣。
この方の功罪を語れるほど、政治に詳しいわけではありませんが、中曽根さんの現役時代から思っていたことは、たぶんこの人は、長生きをするのだろうなということ。
これは、見事に正解でした。
最後は、小泉元総理大臣に、引退を勧告されていましたが、憮然として「テロ行為」だといってましたね。
木内みどり タレント 11月18日没 享年69歳
バラエティにも、ちょくちょく顔を出している方でしたが、この方を、あまり知っていたわけではありません。
夏の参議院選挙の時は、テレビはほとんどつけないで、YouTube ばかり見ていました。
旋風を巻き起こした「れいわ新選組」の街頭演説では、彼女がずっと司会進行していたので、とても印象に残っています。
その元気な彼女の姿を見ていたのが7月でしたから、さすがにこの訃報はビックリ。
「えーっ」という感じでした。
八千草薫 俳優 10月24日没 享年88歳
幾つになられても品のある方でしたね。
ドラマの「岸辺のアルバム」は印象深かったですが、僕が一番胸に残っているのは、なんといっても寅さんのマドンナを演じた「男はつらいよ 寅次郎夢枕」。
歴代のマドンナの中で、寅さんが、愛の告白をされたのは彼女だけだったんですよね。
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10月12日には、中山仁さんが亡くなられています。
スポ根ドラマ「サインはV」の、牧圭介コーチはこの方。
和田誠 イラストレーター 10月7日没 享年 83歳
いろいろな仕事をされてきた方です。
アニメーション作家、絵本作家、映画監督、エッセイスト、作詞家などなど。
中でも、和田さんのシネマエッセイ「お楽しみはこれからだ」シリーズに、僕はどっぷりハマりました。
もちろん、和田さんのイラスト満載。
何度もも読み返しました。
僕が、自分のブログに、こうやって下手なイラストを載せたがるのも、すべて和田さんの影響です。
金田正一 野球選手・監督 10月6日没 享年86歳
言わずと知れた前人未到の400勝投手。今の野球のシステムを考えれば、この記録を破る投手は、今後も現れることはないでしょう。
ちなみに、298敗という最多敗戦記録も日本一。これもまず、抜かれないでしょう。
キャロル・リンレイ 俳優 9月3日没 77歳
この女優を知っている人は、かなりの映画通でしょう。
主に1960年代に活躍していましたが、あまり有名な映画には出ていません。
ただ、僕にとってはなんといっても、「ポセイドン・アドベンチャー」の歌手ノニー役の彼女が印象的。
その後、何度も繰り返しみている映画ですので、いつのまにか彼女のファンに。
映画の中では、主題歌の「モーニング・アフター」を歌っていました。
但し、サントラ盤として発売されたレコードでは、モーリン・マクガバンが歌っています。
ピーター・フォンダ 俳優 8月16日没 享年79歳
言わずと知れた映画「イージー・ライダー」のキャプテン・アメリカ。
チョッパーバイクにまたがって、”Born To Be Wild” をBGMに、アメリカを疾走する姿は、とにかくカッコ良かった。
お父さんは、ヘンリー・フォンダ。お姉さんはジェーン・フォンダ。
晩年は、ブリジット・フォンダのお父さんのイメージが強いかな。
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7月19日には、俳優のルトガー・バウアーが亡くなっています。
「ブレード・ランナー」のレプリカントのリーダー・ロイ・バッティはこの人。
京マチ子 俳優 5月12日没 享年95歳
映画「羅生門」の時の彼女が26歳。「雨月物語」の時が29歳。
とにかく艶っぽい女優さんでした。
中でもとりわけフェロモンが匂い立っていたのは、市川崑が監督した「鍵」
この色気を出せる女優が、今いるかしら。
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5月13日には、歌手のドリス・デイが亡くなっています。
ヒッチコックの「知りすぎた男」では、「ケ・セラ・セラ」を印象的に歌っていました。
萩原健一 俳優・歌手 3月26日没 享年69歳
僕らの世代では、なんといっても「太陽にほえろ!」のマカロニ刑事。
殉職のシーンと、ジュリーを射殺してしまうシーンの彼は、衝撃的でした。
そして、「傷だらけの天使」の心優しきアウトロー小暮修。
黒澤明監督の「影武者」にも出演していますが、映画で僕が好きだったのは「誘拐報道」。
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同じ日に、声優で、ラジオのパーソナリティだった白石冬美さんが亡くなっています。
愛称「チャコ」。
野沢那智とのコンビで記憶に鮮明な、深夜放送「ナッチャコパック」。
アニメ「巨人の星」の飛雄馬の姉・明子の声優も彼女でした。
内田裕也 ミュージシャン・俳優 3月17日没 享年79歳
肩書きに、ミュージシャンとありますが、彼のパフォーマンスは、ビートルズの日本公演のオープニング・アクトしか見たことがありません。
「シェキナ・ベイビー」も、政見放送でしか聞いたことがない。
でも、俳優としては「コミック雑誌なんかいらない」「十階のモスキート」などで、アクの強いところを見せていました。
でも、この人の人生最大の仕事は、やはり、樹木希林を嫁にしたことかもしれません。
市原悦子 俳優 1月12日没 享年82歳
僕は、一度も見たことがなかったのですが、ドラマ「家政婦は見た!」は、晩年の当たり役でした。
でも、なんとてっても彼女のベストワークは、僕にとっては「まんが日本昔ばなし」のナレーション。
彼女の声は、もうそれだけで「市原悦子」でした。
僕の記憶にある最も古い彼女の声は、子供の頃に見た東映アニメ劇場版「サイボーグ009怪獣大戦争」のヘレナの声。
天地総子 歌手・声優・女優 1月6日没 享年78歳
この人を知っているとしたら、相当のテレビ小僧だった人でしょう。
通称「フーコ」
とにかく、彼女は知らなくても、彼女の声は、当時の子供ならみんな知っていたはず。
彼女は、「コマソンの女王」でした。
「パンシロンの歌」「ぽんぽこたぬきのおまんじゅう」「ライオネスコーヒーキャンディ」「全国子供相談室のテーマ」
すべて、彼女が歌っていました。
映画マニアですので、やはり記憶に残っている方は、俳優が多かったですね。
リストアップしてみれば、みなさん、僕が子供の頃に、一線で活躍していた方ばかり。
すべて僕よりも年上で、人生を全うされた方ばかりでした。
僕もいよいよ60歳。
老後の入り口に立ちました。
これからの老後をどう生きるか。
この先、何歳まで生きられるのかわかりませんが、みなさんの人生は、おおいに参考にさせて戴きます。
今年も、あと1ヶ月を切りました。
もしかしたら、ビックリするような訃報が、この年末に届く可能性もまだありますが、2019年に、亡くなられた皆様へ。
心より哀悼の意を込めて、ご冥福をお祈りいたします。
合掌。
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