さて、本日は雨降り。
さすがに、これだけ勢い盛んにふれば畑にはいけません。
しかし、そんな時でも百姓はニンマリ。
まず思うことは、「これで、何日かは水やりの心配は無し」
ちょうど、昨日までで、概ね種まき作業が終了したところです。
彼らは、この種まき後のタイミングが、一番水分を必要とします。
ですので、この天の恵みは、百姓には願ったり叶ったり。
そこで、本日は、冷凍庫の野菜料理をチンしながら、種まき編のまとめです。
枝豆の種をまいたところまでは、前回書きました。
昨日は、ほぼ一日かけて、トウモロコシの種まき。
この畑で、修行中の5年間。
トウモロコシは、ほぼ師匠の担当でした。
僕はほぼノータッチでしたが、今回はその見よう見真似。
畝の長さもたっぷりとって、二種類の種を撒きました。
ひとつは、「野口のタネ」で購入した固定種「札幌黄八行玉蜀黍」
札幌で、5月ごろの種まきと書いてありましたから、青梅なら今くらいでちょうど良いでしょう。
もう一種類は、この畑での定番「あまいあまーいハニーバンタム」。
赤い方の種がそうです。
赤いくなっているのは、殺菌済みという印。
師匠は、発芽しやすいように、種を一晩水に浸していましたが、僕の参考にしている資料には、特にそんな手順はなかったので、今回はそのまま植えました。
マルチに穴を開けて、中に三箇所のくぼみをつくり種を一つずつ。
それから軽く指先で覆土。
最終的には、一番元気のいい本葉に、間引きしていきます。
この種は、鳥たちの大好物。
このまま放置しておきますと、啄まれてしまいます。
なので、芽が出るまでは、ベタかけの不織布でしっかりガード。
成長すればしたで、今度は、獣害にもあいますので、すぐにネットの柵を作って、しっかり囲います。
さて、その前日も種まき。
こちらの畝は、すじ撒きの種でまとめてみました。
人参と夏大根、そして、葉物類です。
人参は、恥ずかしながら、いままでうまくいった試しがないので、今回は、発芽しやすいように、種を一昼夜水に浸してみました。
条間は、種によって微妙に違う指定でしたが、面倒くさいので30cmに統一。
畝に1㎝の条を作るのには、太めの支柱を使用。
後は、指先で種を摘んで、捻るようにして、種を条に落としていきます。
なかなか、定間隔均等には落としていけませんが、あまり細かいことは気にしません。
最終的には、適切な間引きが決め手。
こちらも、「野口のタネ」で仕入れた有機の種を買ってきましたので、追肥も、もちろん化成肥料は使わずに、育てます。
選んだ葉物は、からし菜、赤からし菜、わさび菜など、研修した「風の丘ファーム」で植えていたものの種を買ってきました。
「風の丘ファーム」では、野菜の収穫の隙間で、葉物を上手に育てて、セットのメニューが品薄にならないように工夫していました。
収穫時期を調整しやすく、かさばらないので、送料の節約にもなる葉物。
このスキルは、しっかりと習得して、畑の空いたスペースで、適時上手に育てたいところです。
こちらも、しっかりと不織布で、タネのガード。
こちらの苗は、防虫ネットでガード。
ハーブガーデンでも、撒いておきたい種はあったのですが、それを仕入れに、相談したガーデナーがいる近くのハーブ専門店に出かけたら、なんとこのコロナ騒動で、当面は無期休業との張り紙。
指定の種は、すべてここで手に入るものとばかりおもっていたのでこれには困りました。
どこのホームセンターの園芸コーナーに行っても、苗ならぼちぼち出揃い始めましたが、種は、ほぼ売っていません。
ネットで探しても、ほぼ売れ線ばかり。
こうなれば、ちょっとお高くはなりますが、出来る限り苗で、指定のハーブを見つけて、出来る限り、レイアウトしてもらった通りのハーブガーデンに近づけたいところ。
種まきが終わったら、そろそろ遅霜の心配もなくなる来週後半から、いよいよ苗を植え始めます。
ここまで終了してしまえば、後しばらくは畑での管理作業。
買い物に出かけることも、ほぼなくなりますので、新型コロナウィルスの感染リスクも、今よりグッと減ります。
食料は、いまでもまだ、去年の冷凍保存野菜がたんまり。
もちろん、新鮮野菜と同じクオリティは保てませんが、それでも食べる分には問題無し。
そのために、「冷凍生活アドバイザー」の資格も取得しています。
いつまで、この緊急事態宣言が続くのかはわかりませんが、ちょうどこのコロナ騒動のタイミングで、百姓に転職していたおかげで、今現在、危機的状況になっている飲食店や接客サービス業の皆さんよりは、多少なりとも救われているかもしれません。
師匠たちの退職離農という流れの中で、初めてこれだけ広い畑を、すべて一人でやるということになった今シーズン。
野菜作りの研修がすべて終わったわけでもない中で、どこまでできるのかは、本当にやってみないとわからない状況ですが、それはそれで楽しみでもあります。
百姓生活のいちばんいいところは、晴耕雨読。
というわけで、こんな雨の日はジタバタしないで、読書に勤しむことにいたします。
頑張りますね
投稿情報: 大五 | 2020年4 月18日 (土曜日) 午後 03時00分