さて、定植準備が整いましたので、まずは仕入れから。
名栗村にある、「野口のタネ」に、行ってきました。
師匠から、話は聞いていましたが、訪れたのは今回が初めて。
一般で売っている種というと、F1種が多い中、ここは固定種の種を扱っているので評判の店です。
ご主人は、この方面の専門家で、何冊も本を出している方。
苗植えは、まだもう少し先なので、まずは種まきからというわけです。
今回は、ハーブの種を仕入れてきました。
さて、まずは、ハーブガーデンの種まきから。
ハーブコーディネーター養成講座を受けた際に、日本園芸協会から、10種類のハーブの種をいただいております。
これをすべて使ったハーブガーデンのレイアウトは、すでに、先日の「生活の木 薬香草園」の無料相談会で、専門のガーデナーの方に作っていただきました。
今回は、これに沿ってハーブを育てていきます。
半分以上は、今まで扱ったことのないハーブですので、どんなハーブガーデンになるかは僕も楽しみ。
さて、次は里芋です。
去年は、「セレベス」を植えたので、今年は「土垂れ」がメインです。
カインズホームの園芸コーナーでは、里芋の種芋が、生姜とセットで販売していました。
生姜は、日陰を好むので、大きな葉を茂らせる里芋の間に植えると、ちょうどいいよというわけです。
今回は、この企画に乗りました。
里芋は、水分が大好物。
去年は、台風19号の後で、急激に大きくなってビックリしました。
水やりは、セッセとやらないと、彼らの機嫌を損ねそうです。
はたして、今年はどうか。
お次は、長ネギ。
瑞穂町の「ジョイフル・ホンダ」で仕入れたのは、下仁田ネギ。
旨く栽培できれば、太く立派なネギになります。
ネギは、いままではずっと師匠の担当。
今年初めて、自分で植え付けをしました。
15㎝ほどの溝を掘って、子ネギを、片方のヘリに立てかけていきます。
そして、下部の根の部分に少々土寄せ。
教科書(僕がバイブルにしているのは、NHKで放映された「菜園ライフ」)では、その溝に、藁を敷けとおっしゃいます。
植えたばかりの子ネギは、酸素を必要とするので、風通しを良くしておけということですね。
もちろん、敷き藁は、カインズホームでも売っているのですが、これが結構お高い。
なにか代わりになるものはないかと畑を見回してみるとありました、ありました。
去年の畑の整理をした時に、大量に出た茎や蔓がコンポジットの中で、いい具合に乾燥しています。
「自然の中で出たものは、自然のままにしておけば、腐らずに枯れて、堆肥になる。」
これは、すべての百姓が、肝に銘じている金言。
自然のやることに、無駄はありません。
なんといっても、定期収入の途絶えた貧乏百姓です。
敷き藁の代わりに、これを使わない手はない。
ということで、これを敷いて、その上から土を軽くかけてネギの植え付けは終了。
後は、ネギの白い部分の成長に合わせて、土を寄せていきます。
そして、長芋です。
先シーズンに、はじめてトライした長芋でしたが、大きく育ってはくれたものの、収穫の際に難儀しました。
なにしろ、長芋は、まっすぐ真下に向かって、巨大になります。
収穫するには、畝の横に、その長芋よりも深い溝を掘って、折れないように取り出さなければならない。
収穫に、まるまる一日かかってしまいました。
そこで、今シーズンは、秘密兵器を導入。
「クレバー・パイプ」と呼ばれる、長芋用の栽培グッズです。
これを種芋の下に、斜めに仕込んで、この中で長芋を大きくさせようというわけです。
スラリとまっすぐ育ち、しかも収穫は楽。
はたして、注文通りに、一石二鳥になるか。
それは、秋の収穫のお楽しみ。
さて、幸いかな、ホームセンターの園芸コーナーは、このコロナ騒動の中でも、営業は続行してくれています。
けれど会計の際も、お釣りの直接手渡しはなし。
いろいろと気は使っているようです。
いま巷では、どこに行ってもマスクだけは手に入りませんが、何故か買い物に来る人は、みなさんしていらっしゃる。
あれは、どこで仕入れるんだか。
僕は、以前勤めていた会社の会長から頂いた、虎の子の一枚を、洗濯しながら使っています。
とにかく、今シーズンの野菜の予定ラインナップを全て、買い揃えるまでは、百姓としては、多少のリスクはやむなし。
コンビニに寄ることもありますが、今日寄った店では、レジカウンターに、飛沫感染防止シートなるものが設置されていました。
こんな状況がいつまで続くのかと、気が休まらない方も多いことと思います。
幸いかな、「密」のつくような空間での、人との接近遭遇はなんとか回避できる生活サイクルではありますので、手洗いと、アルコール消毒はまめにしながら、これからも野菜作りに励みたいと思います。
そうそう。
定年退職以来、体重は一気に、3〜4kg増えておりましたが、ほぼ毎日野良仕事をするリズムになってからは、順調に減少。
ついに本日、現役時代の体重に、戻りました。
これについては、とりあえず万歳。
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