ハロウィン2018
10月31日。
ハロウィンですね。
例年ですと、渋谷あたりは、ゾンビメイクの若者たちで朝までお祭り騒ぎしているところですが、さすがに今年は、仮装して歩いている人はいなかったようです。
しかたがないので、自宅で映画を見ている人も多いのではないでしょうか。
そんなわけで、本日は、やはりこの映画。
ホラー映画の「ハロウィン」です。
ちなみに、本作は、2018年度版。
この映画は低予算でもしっかりと稼ぎ、次々と続編を製作。
調べてみたら、すでに8作作られており、本作が9作目。
そして、すでに来年には、10作目の公開が決まっているという人気シリーズです。
僕が過去に見ているのは、1作目だけですが、本作はその1作目の正式な続編という設定。
ブギーマンが殺戮を繰り広げた1978年のハロウィンの40年後を描いています。
嬉しくなってしまうのは、1作目で最後まで生き残った高校生ローリー・ストロードを演じたジェミー・リー・カーティスが、同じ役で堂々主演していること。
彼女は、その後の「大逆転」や「ワンダとダイヤと優しい奴」で、いい女っぷりを見せてくれていましたが、本作では、「ターミネーター2」のリンダ・ハミルトンよろしく、沈黙の殺人鬼ブギーマンを相手に回して、ライフルぶっぱなしたり、ナイフ振り回したりの派手なアクション連発。
とても、お婆ちゃんとは思えない活躍でした。
ちょっと待て。
彼女はいったいいくつだ?
調べてみたら、1958年の生まれの彼女は、映画の撮影時ちょうど還暦の60歳。
なんと僕と同じ年でしたね。
いやあ、天晴れ。
第一作当時の彼女は、ホラー映画に立て続けに出演していたので「絶叫クイーン」なんて呼ばれていました。
この手のスプラッター映画の元祖といえば、なんといってもアルフレッド・ヒッチコック監督の「サイコ」。
スプラッター・ホラーは、ジャネット・リーのシャワー室の絶叫から始まっているといってもいいでしょう。
ちなみに、ジェミー・リー・カーチスの母親が、このジャネット・リーです。
父親は、トニー・カーティス。
しかし、40年たった彼女は、もはや「絶叫」はしません。
それは、もっぱら娘と孫に任せて、自らは怪物ブギーマンに戦いを挑むタフな「ランボー婆さん」に大成長。
次回作にも、そのまま出演している模様です。
「ハロウィン」の殺人鬼は、精神病院から脱走したブギーマン。
いまや「エルム街の悪夢」のフレディ、「13日の金曜日」のジェイソンと並ぶ、ホラー映画界のビッグ・アイコン。
モノ言わぬブギーマンは、子供だろうと、老人だろうと容赦なく殺しまくります。
怪物に、感情はいりません。
殺される理由は、たまたまそこに居合わせたという不運があるだけ。
やはり、これが怖い。
そして、ハロウィンという設定が、このホラー映画の怖さを際立たせるという意味ではやはり秀逸です。
怪物ブギーマンが、ナイフ片手に、殺す人間を探して街を歩いていても、誰も怪しまないわけです。
これが、またジンワリと怖い。
確か、「ドン・キホーテ」のパーティ・グッズのコーナーに、ブギーマンのレザーマスクが売ってたなあ。
このコロナがなかったら、ハロウィンに浮かれる街中に、何人ものブギーマンが歩いていたかもしれません。
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