一番最初に出会ったイーグルスの曲は、「呪われた夜」でしたね。
その後はアルバムで、「ホテル・カリフォルニア」「ロング・ラン」と聴いて、解散後に初期のアルバムを、改めて聴きにいきました。
イーグルスの初期は、完全にカントリー・ロックでしたので、あの当時レッド・ツェッペリンやグランドファンク・レイルロードの熱いハードロックを聴きまくっていた耳には、ちとたるい感じではありました。
しかし、彼らのコーラスワークは、非常に心地よかった。
ビートルズのコーラスも、もちろん好きですが、イーグルスのコーラスには、ビートルズのコーラスにはない、もう一つ高いキーのパートがあります。
このパートをファルセットでハモっているのは、ランディ・マイズナー。
彼のパートがあるのとないのでは、イーグルスのコーラスは、かなり違うテイストになりますね。
ファルセットのハーモニーというと、クイーンのロジャー・テイラーを思い浮かべますが、彼のファルセットは、凄すぎてどこか人間離れしています。
ですから、「ボヘミアン・ラプソディ」のようなクイーンの楽曲には映えますが、イーグルスのようなコンサバティブなアメリカン・テイストの楽曲には向かない。
ランディ・マイズナーのファルセット・コーラスは、ファンにも人気があったようです。
しかし、彼はドン・ヘンリーとグレン・フライに相当しごかれたようで、そのストレスに耐えきれずにバンドを脱退してしまいます。
その後、このパートのハモリを担当したのは、ティモシー・B・シュミット。
最後のアルバム「ロング・ラン」収録の、「言いだせなくて」では、リード・ボーカルをとっていますが、この曲は個人的には、かなりお気に入り。
これまで、イーグルスのナンバーで、カラオケのレパートリーにしていたのは、「ホテル・カリフォルニア」「呪われた夜」の2曲だけでした。
ビートルズですと、歌えるようになるまで繰り返し聴いたものですが、イーグルスの場合は、そこまでの聞き込みはしていません。
しかし、改めて聞けば、やはり名曲は目白押しです。
ハモリオタクとしては、彼らのコーラスワークはとても魅力的。
リードボーカルの歌い回しは、かなり怪しいのですが、どうしてもイーグルスのハーモニーをやってみたくて、YouTube で、楽曲を改めて聴き直しながら歌ってみました。
この年齢になってみると、新しい曲はそうそう覚えられませんが、やはり多感な頃に聴いていた曲は、どこかで毛穴から染み込んでいるようなところがあります。
コーラスも完コピとまではいきませんが、雰囲気くらいは出せたかもしれません。
このコロナ騒動で、カラオケ仲間ともなかなかセッションできませんので、自宅で楽しめるネット・カラオケは今のところかなり貴重な娯楽です。
今回は、ゲストとのセッションはロックして、一人ハーモニーを楽しませてもらいました。
ちなみに、イーグルスの曲に付けられた邦題は、かなりいいセンスだなあと個人的には思っております。
駆け足の人生
(イーグルスのバージョンがなかったので、マイケル・ブーブレのバージョン)
(イーグルスのバージョンがなかったので、ドリー・パートンのバージョン)
我が愛の至上
PEACEFUL EASY FEELING
魔女のささやき
いつわりの瞳
TAKE IT EASY
言い出せなくて
DESPERADO
呪われた夜
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