亀の子たわし
我が家のバスルームには、亀の子たわしが2個ぶら下がっています。
そり代わり、アカスリや糸瓜はありません。
何に使うのかといえば、当然体を擦るためです。
背中には手が回りませんので、専用のブラシを使いますが、それ以外の場所は、デリケートな部分も含めて、すべて亀の子タワシを使います。
使い始めてから、もうかれこれ、20年近くになると思います。
元々は、両親が始めた習慣でしたね。
実家で風呂を借りた時、亀の子タワシがぶら下がっていたのですが、当然のことながら、風呂場掃除に使うものだとばかり思っていました。
風呂掃除用のブラシなら、ナイロン樹脂の小洒落たものも安く売っているだろうに、まあまあ、レトロなものを使ってるなあと言ったら、それで、体を擦っていると聞いてビックリ。
以来夫婦揃って風邪ひとつひいていないと自慢されたので、試しに使ってみることにいたしました。
しかし、指定の亀の子たわしを買ってきて、風呂場で最初にひと擦りした時には、思わず悲鳴を上げましたね。
「うわあ。こりゃ無理。」
しかし、買ってしまった以上、それでポイではいささか情けない。
最初は、アカスリと併用しながら、そろそろと使い始めてみると、これが次第に慣れてくるんですね。
1ヶ月もすると、全身タワシで磨けるようになっていました。
さて、それで何が変わったか。
まず的面だったのは、風呂上がりに体がホカホカして、冬場でも、しばらく薄着でいられること。
さして、確かに風邪はひいていませんね。(と言いますか、それ以前からでも風邪は引いていませんでしたが)
専門的なことは偉そうに言えませんが、普通に考えて、タワシで体を擦れば、皮膚に刺激が加わるので、血管が拡張し、血液のめぐりはよくなりそうです。
血行がよくなれば、新陳代謝は上がりますので、脂肪が燃えやすい体になりますね。
摩擦によって副交感神経が刺激されますのて、自律神経を整え、免疫力アップにもつながりそう。案外、新型コロナ予防にもなっているかもしれません。
しかし、習慣とは恐ろしいもので、こうなってくると、自宅以外で風呂に入る時に、困ります。
温泉などにいくと、大抵は手拭いかタオルで洗うようになるので、やはり物足りない。
場所によっては、アカスリまではありますが、まず持って、亀の子タワシを用意してあるところはありません。
去年、久しぶりに、一週間の酪農研修に行った時、亀の子たわしを一つ持っていきましたがビックリされましたね。
持っていったタワシが悪かったかも。いや、ワタシか・・
タワシ馬鹿よねえ お馬鹿さんよね〜♪
By 「心残り」細川たかし
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