食事制限をはじめてから、ひとつ問題が発生しております。
実は、あまり行儀よくはないのですが、僕の場合、食事をする時間がイコール読書の時間になっていたんですね。
休日以外は、一日三食とも外食でしたから、テーブルに座ってオーダーをしてから待つ間と、食べる間ずっと読書です。
おかげで、僕の読み終えた本というのは、汁などが飛び散って、まともであったためしがありません。もっと、きれいに読んでいれば、ヤフオクにも出せようというものですが、気がつけば「あらら」という感じですね。汚い話で申し訳ない。
さあ、それが、サンドイッチと牛乳、おにぎりと黒烏龍茶という食事にしてしまってからは、食事は行き返りの車の中で済ませてしまうパターンが多くなり、店に入って、ゆっくり読書をする時間がなくなってしまうというわけです。
ところが、読む時間がろくにとれなくなっているのに、面白そうな本があればどんどん買ってしまう病気は相変わらず。
こりゃ、どこかで読書の時間を工面しなければいけないということになるわけです。
読書をするなら、電話が鳴らないところでゆっくりと読みたい。
そこで、我が社から車で10分でいける範囲に、静かな穴場はないかと地図を眺めておりました。
そこで、目をつけたのが、「六道山公園」
野山北・六道山公園の所在地は、東京都武蔵村山市三ツ木。
ほぼ、埼玉県との県境にあります。
都立狭山自然公園のちょうど西端。我が社から車でちょうど10分です。
往復の時間を差し引いても、ちょうど40分は時間がとれます。
六道山公園は、雑木林と谷戸(丘陵に切れ込んだ谷間)の組合せによって、豊かな自然が残された都立で最大の都市公園。
いわゆる「里山」ですね。
里山というのは、簡単に申せば、人間が手を加えた自然。
ぶっちゃけていえば、「自然公園」ですかね。
この周辺には、里山民家や岸たんぼといった、貴重な里山の風景が広がっており、里山の生活や文化を体験できるほか、ハイキングや野鳥観察、森遊びなど様々な楽しみ方ができます。
休日ともなれば、ハイキング客でそこそこはにぎわうのでしょうが、平日のお昼時に訪れれば、人影もまばら。
先日降った雪がまだ、ちらほら残る園内は、ポカポカ陽気で、一足早い春の気分。
ジャンパーを脱いでちょうどよいくらいの陽気でしたので、野外ステージを望む野原にゴロンと寝転び、本を開いたら、何分もしないうちに、不覚にも睡眠。
気がつけば、得意先での会議の時間が迫っております。
結局、読書は何ページもできずに、あわてて、車に飛び乗り、うららかな、「六道山公園」を後にいたしました。
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