昔々、ヨーロッパのある国では、3月25日を新年としており、4月1日までの一週間をかけて、春の祭りを開催しておりました。
しかし、この国の王様が、1月1日を新年とする暦を採用したからさあ大変。
これに、反発した人々が、王様への抗議のために、いままでのように、4月1日を新年として祝おうと「春のお祭り」を続けることにしてしまいました。
さあ、王様は、「私の言うことが聞けないのか」と、怒り心頭です。
王様は、町で「春の馬鹿騒ぎ」をしている人々を次々に捕まえて、片っ端から処刑してしまったのです。そして、その中には、いたいけな少女もいました。
人々は、この非道な王様への抗議と、そして、この事件を忘れないために、4月1日になると盛大に、「嘘の新年」を祝うようになりました。
この王様の名は、シャルル9世。時代は16世紀のフランス。
これが、本日4月1日「エイプリルフール」のはじまりのお話です。
エイプリルフールは、フランスから始まりました。フランスでは、「ポワソン・ダヴリル」。中国では、「万愚節」。日本では、エイプリルフール。
ただ、日本の場合は、もともと、「日ごろの不義理を詫びる日」だったとのこと。
時代の流れの中で、いまのエイプリルフールにかわってきたわけです。
さて、まあそんな話はともかく、僕にとっての「エイプリルフール」は、なんといってもデイオンヌ・ワーウイックです。
僕が、中学生のころ、それこそ溝が擦り切れるほどに聞き込んだ2枚組みのLPレコード「映画音楽大全集」(仮題)に納められていた1曲。
作曲は、脂の乗り切っていたころのバート・バカラック。
1969年のアメリカ映画「幸せはパリで」(原題は「THE APRIL FOOLS」)の主題歌でした。
しかし、この国の王様が、1月1日を新年とする暦を採用したからさあ大変。
これに、反発した人々が、王様への抗議のために、いままでのように、4月1日を新年として祝おうと「春のお祭り」を続けることにしてしまいました。
さあ、王様は、「私の言うことが聞けないのか」と、怒り心頭です。
王様は、町で「春の馬鹿騒ぎ」をしている人々を次々に捕まえて、片っ端から処刑してしまったのです。そして、その中には、いたいけな少女もいました。
人々は、この非道な王様への抗議と、そして、この事件を忘れないために、4月1日になると盛大に、「嘘の新年」を祝うようになりました。
この王様の名は、シャルル9世。時代は16世紀のフランス。
これが、本日4月1日「エイプリルフール」のはじまりのお話です。
エイプリルフールは、フランスから始まりました。フランスでは、「ポワソン・ダヴリル」。中国では、「万愚節」。日本では、エイプリルフール。
ただ、日本の場合は、もともと、「日ごろの不義理を詫びる日」だったとのこと。
時代の流れの中で、いまのエイプリルフールにかわってきたわけです。
さて、まあそんな話はともかく、僕にとっての「エイプリルフール」は、なんといってもデイオンヌ・ワーウイックです。
僕が、中学生のころ、それこそ溝が擦り切れるほどに聞き込んだ2枚組みのLPレコード「映画音楽大全集」(仮題)に納められていた1曲。
作曲は、脂の乗り切っていたころのバート・バカラック。
1969年のアメリカ映画「幸せはパリで」(原題は「THE APRIL FOOLS」)の主題歌でした。
主演は、ジャック・レモン。そして、その美貌がもっとも輝いていたころのカトリーヌ・ドヌーブ。
なんとも、アンマッチな組み合わせですが、この二人が駆け落ちして、「幸せはパリで」というロマンティック・コメディ。
実は、この映画、間違いなく見ているはずなのですが、僕の印象はちょいと薄い。
しかし、映画の場面は思い出せなくても、この映画のサウンドトラックとして使われた「THE APRIL FOOLS」というナンバーは、しっかりと、僕の記憶に刻まれました。
この曲、いろいろなバージョンがあるようですが、やはりなんといっても、デイオンヌ・ワーウィックの歌唱によるものが秀逸。
この曲を聴くと、映画の場面ではなく、何度も何度も繰り返し読んでは眺めた、レコードの解説の写真にあった一枚。
ジャック・レモンが、幸せそうに、カトリーヌ・ドヌーブに擦り寄っているスチールが浮かびます。
♪
In an April dream
Once she came to me
When you smiled I looked into your eyes
And I knew I'd be loving you
and then you touched my hand
And I learned April dreams can come true
多感な頃に、聞き込んだ歌は、どこか毛穴から染み込んでいるのでしょう。
ずっと後になって、洋楽のカラオケなどが、出回るようになってから、何回かこのナンバーを歌ったりしましたが、メロディは、ほぼ完璧に覚えていますね。
今でも、もちろん歌えます。
「バート・バカラックなんて、歌えます?」
カトリーヌ・ドヌーブとまではいきませんが、以前、とある美女の前で、この曲を歌うチャンスがありました。
こんな美女なら、こちらはいつでもウエルカム。
下心ムンムンで、「さあ、僕と一緒に駆け落ちしましょう」という思いをこめて、この「THE APRIL FOOLS」を歌ったんですね。
その一週間後です。僕は、この彼女と、パリのシャンゼリゼ通りを腕を組んで・・・
失礼しました。エイプリルフールということで。
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