仕事で、本日の午前中、富士山をグルリと回ってまいりました。
富士吉田から、御殿場に抜ける「東富士五湖道路」を走っていると、なにやら富士山に怪しげな雲。
どうにも気になってしょうがなかったので、路肩に車を止めてパチリとやってきました。
富士山が三度笠をかぶって、「お控えなすって」と挨拶しておりますね。この富士山にかかる笠のような雲は、そのままズバリの「笠雲」という雲だそうです。
笠雲は、高層雲が次第に厚くなって出来たもので、山頂付近に静止しているように見えます。
はたから見ていると、なんとものどかに見える雲なのですが、実はこの雲が発生している時の富士山上層の風は非常に強く、雲も常に新陳代謝を繰り返している状態。
風上側の斜面で雲が発生し、風下側の斜面で雲の粒が消えていく現象を絶え間なく繰り返しているため、見た目には変化がないように見えるんですね。
「富士山が笠をかぶれば近いうちに雨」
「ひとつ笠は雨、二重笠は風雨」
富士山の周辺には、雲に関係することわざも多く残されています。
実際、笠雲がかかったあとの天気は、24時間後までに雨となる確率は、7割を越えるとか。
果たして、明日の天気やいかに。
お見事。関東地方では、パラリときたようです。
投稿情報: | 2008年10 月10日 (金曜日) 午後 10時44分