「最終絶叫計画4」は、同シリーズの最新作。
この道のオーソリティ、デヴィッド・ザッカー監督によるアメリカ式超下品B級シモネタ満載オバカパロディ映画ですね。
けして、嫌いじゃありません。この手の映画。
通勤マイカー映画ウォッチャーとしては、これくらいの映画がちょうどよろしい。
やはり、あまりご立派な映画ですと、集中して見れない分、「もったいない」という思いと、「申し訳ない」という思いが先にたちます。
パロディ映画の楽しみ方は、なんといっても、いかにその元ネタを知っているか。
これによって、「笑える」量は大きく違います。
今回の映画で、マナ板に載せられたのは、ハリウッド進出を果たしたジャパニーズホラー「THE JUON/呪怨」。
そして、スピルバーグ監督の『宇宙戦争』。
そして、オープニングとラストで使われたソリッドシチュエーション・スリラー「SAW」
まあ、このあたりは、ミーハー映画ウォッチャーとしては、おさえていたのでクリア。
やはり、映画のパロディの元ネタに、日本映画が使われたこと自体は感慨がありますね。
特に、白塗りの俊夫君が連呼する、訳のわからない日本語(もちろんアメリカ人にとって)と、字幕のあまりのギャップには開いた口がふさがらない状態。
まあ、パロディ映画の元ネタになったこと自体、日本映画の大躍進と考えましょうか。
そして、この手の映画のもうひとつの「楽しみ」は、サプライズ的な出演者。
旬の有名人がシャレで出演するケースと、落ち目のタレントが、「開き直り」で出演するケースとに2分されます。
この映画では前者のケースとして、NBAのシャキール・オニール。
後者は、チャーリー・シーンでしょうか。
この方は、同監督の「ホットショット」などでも、ワルノリ出演しておりましたから、この手の映画が、マンザラ嫌いじゃないというところなのでしょう。
自身のスキャンダルネタを逆手に取る当たりは、自虐的ですが、それなりにたくましい。
小ネタも満載。
やたら耳を食いちぎる元プロボクサーのあの方。(本人かなあ。あれ)
宇宙人の襲撃シーンで、子供たちと語らうマイケルなんとかさん。
テレビのトークショーでブチ切れるトム・クルーズのパロディ。
(残念ながら、この元ネタは知らなかったなあ)
おっと、この手の映画でネタを語ってしまってはいけませんね。
ただ、僕個人として、生理的にダメなのが、シモネタはシモネタでも、排泄関係のシモネタ。
この手のアメリカ映画では、けっこうみかけるのですが、あれはいけません。
ブー!
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