さて、土曜日は、業務終了後、そのままダッシュで帰宅。
自治会の、「自主防災」のイベントに参加いたしました。
「防災セミナー」です。
役員の中に、赤十字の「救急法救急員」の資格を持っていらっしゃる方がいらして、その方を中心とした、実地訓練を含むセミナーです。
僕は、遅れて実地訓練からの合流でした。
参加人数は、60名程度。
上半身だけの訓練用人形が5体並び、AEDも用意しての本格的なもの。
マンションのにぎやかなオバサマたちを、相手に、教える方も手馴れたものです。
手順は、以下のとおり。
倒れて、意識を失っている人を発見。
周囲の状況の確認。自分の安全の確保。
相手に近づき、外傷などの確認。
声かけ。膝をつき、肩をたたきながら、声をだんだん大きくして「どうしました」を耳元で3回。
人を呼ぶ。救急車通報を依頼。同時に、AEDを依頼。
口元に耳をあてて呼吸の確認。
していなかったら、顎をあげて、気道の確保。
マウストゥマウスで、息を吹き込む。
心臓マッサージ。乳首と乳首の間に手を当てて、上から垂直に押す。1分間に100回のペースで、30回。
そして、また2回息を吹き込む。
応援が来るまで、このセットを繰り返す。
さて、今回ここで新しい言葉を聞きました。それは、「AED」
これは、自動体外式除細動器。 Automated External Defibrillator の略です。
心室細動の際に機器が自動的に解析を行い、必要に応じて電気的なショックを与え、心臓の働きを戻すことを試みる医療機器ですね。
使い方は簡単。電源を入れ、電極パッドを胸に貼り付けると心電図を解析して電気ショックを与えるべきかを機械が自動で調べます。
緊急時に備えて、いまは空港や飛行機内、ホテルなどの公共施設には広く設置されているそうです。
これは、恥ずかしながら、知りませんでした。
それから、今は、レスキュー呼吸用の携帯用マウスチューブというのがあるんですね。
これを相手の口に差し込んで、直接口と口をふれずに、人工呼吸するというシロモノ。
息の逆流もシャットアウトするすぐれもので、顔を覆うシールドもついています。
軽量小型でちょっとしたバッグや救急箱、ポケットにも入ります。
訓練では、参加者に、このチューブを無料配布しておりましたね。
まあ、実際の災害の現場で、冷静にこれが出来るかというと、ちょっと難しそうですが、オバサマたちはけっこう楽しそうでした。
一人のオバサマいわく。
「いやあ、何十年ぶりに、男とキスしたわよ」
まあ、訓練の場は、指導員の方の絶妙なリードもあり、終始笑いでつつまれておりました。
しかし、実際の災害の現場に立って、心肺停止になっている人を目の前にしたら、ちょっとこのノリはできないでしょうね。
まあしかし、本日はそこまで考えるのはよしましょうか。
「心配停止」ということで。
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
src="http://pagead2.googlesyndication.com/pagead/show_ads.js">
コメント