『怪獣島の決戦 ゴジラの息子は、1967年の公開。
この年の僕は、ゴジラ真っ盛りの8歳で、小学校2年生。
あの頃のデパートのオモチャ売り場には、必ず置いてあった、ソフトビニールの怪獣人形をあれこれ仕入れては、お熱を入れあげておりましたね。
さて、何十年ぶりにこの映画を見て、「あれ、これもしかして」という思いが、頭をよぎりました。
それは、ゴジラの息子であるミニラの造形です。
あらためて、このミニラを見てみると、なんとまあ、あのスピルバーグ監督の「E.T.」に出て来る宇宙人君に、あまりに似ているじゃありませんか。
いやいやそれは失礼。この映画の製作は、「E.T.」をさかのぼること15年も前の映画ですから、オリジナルならばこちらです。
東宝の特撮映画は、当時のアメリカでも人気がありましたから、若き日のスピルバーグ監督が、、「E.T.」を製作するに当たって、この映画のミニラに、おおい影響されたとしてもなんら不思議はない。
なんてことを考えながら Google していたら、ミニラの製作を担当した当時のスタッフが参考にしたのが、大人気だったギャグ漫画「おそ松くん」に登場するキャラクター「チビ太」だというんですね。
なるほど、いわれてみれば、ミニラの眉毛あたりには、確かに、チビ太の面影がありますな。
チビ太が、めぐりめぐって、「ET」になったと思うと、日本のまんがファン、映画ファンとしては、なんともうれしくなってしまいます。
パクリだなんだのと、ヤボなことはいいますまい。
クリエイターを刺激するイメージは、連鎖して、昇華して、さらに僕たちをより楽しませてくれる映像になり、「わかる」人を、ニヤリとさせてくれるというわけです。
まあ、とくとごらんあれ。
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