さて、この「ゴジラ・エビラ・モスラ南海の大決闘」から、もうひとニヤリ。
この映画で、島の娘ダヨを演じていたのは、ゴジラ映画の「顔」でもあった水野久美。
実はこのダヨ役には、内藤洋子や酒井和歌子に続く1966年の東宝のホープ・高橋紀子が予定されていたんですね。
この女優さん、「フランケンシュタイン対地底怪獣」にもチョイと顔を出したりしていましたが、確かに、「島の娘」キャラにはピッタリだろうというかんじの健康的なお嬢さん。
しかし、彼女は、映画撮影にはいる直前に、急性虫垂炎で入院してしまいます。
そこで、頭を抱えた東宝スタッフは、「ゴジラ映画ならええーい…」とばかりに、急遽水野久美をキャスティングします。
ところが、この大女優は当時すでに29才。島の娘をやるには、いささかトウがたちすぎています。
しかしながら、そこはプロの女優。
19才の高橋を想定して書かれたシナリオを、彼女は、そのまま手直しせずに、おもいきりの厚化粧で演じたというわけです。
19歳の島の娘キャラが、「恐竜100万年」の、ラクウェル・ウェルチみたいになっていました。
まあ、これは、そういう楽屋の事情があったうえでの、おもわずニヤリ。
もっとも、この映画では、おなじみの平田昭彦も、眼帯姿の、悪党になっていましたし、田崎潤も普段はやらない司令官を演じたりと、けっこうパロディの要素がふんだんでしたから、これはこれでよしということになるかもしれません。
ちなみに、後に、高橋紀子は、ウルトラQシリーズの第23話「南海の怒り」(大ダコ・スダール登場編で、島の娘アニタを演じていましたが、やはり、イメージとしてはドンビシャでした。
こんにちは!ゴジラ-1.0が面白かったので
初期シリーズから見始めたのですが
今作の水野久美さんの太ももに釘付けで本編に集中できませんでした笑
私が生まれるはるか昔の作品なのですが、こういうサービスカットなどがたくさんある時代に産まれたかったものです。
投稿情報: ゆう | 2023年12 月 6日 (水曜日) 午後 09時30分
コメントありがとうございます。
妖艶な水野久美をご希望でしたら、是非「マタンゴ」をご覧になってください。かなりぶっとびます。
投稿情報: sukebezizy | 2023年12 月 7日 (木曜日) 午前 05時38分