防災訓練
我が団地の自治会に、自主防災という組織があります。
今年は、自治会の副会長をおおせつかっておりますので、規則で、自動的に、この「自主防災」の担当となります。
11月8日の日曜日は、この自主防災組織の年間スケジュールのメインイベントである「防災訓練の日」。
消防署からの応援もこられて、にぎにぎしく開催されました。
しかし、1460世帯で約5000人は住んでいるはずの我が団地のはずなのですが、参加人数はおよそ50名。
その半分以上は、今年の自治会のメンバーでしたから、勝手知るべし。
訓練は隣接の小学校の校庭でしたが、そこに自主防災のヘルメットをかぶったメンバーが、30人。
その彼らが、参加者の周りを囲んでしまうと、なんかスタッフの方が参加者より多いような印象です。
しかし、老婆心ながら、なんかあったら、どうするんでしょうかなんて思ってしまいます。
もっとも、そんなことを偉そうにいってる僕とて、このイベントに参加したのは、この団地に越してきて15年たちますが、はじめてのこと。
まあ、住民の意識なんてそんなものなのでしょう。
しかし、訓練はいっちょまえです。
消火器の使い方から、煙体験テント、AEDの使い方から、人口呼吸のやり方までフルコース。
人数は少ないなりにも、和気あいあいとイベントは盛り上がりました。
しかし、防災訓練ですから、あまり緊張感のないのも、ちとまずいかも。
この風景を眺めながら、果たして、この団地に今、大地震が起きたらどうなるのかなとふと想いを馳せました。
緊急時の補給物資は、行政的には、自治会を通じて地域に指定されます。
従って、自治会員ではない人(全体の1割強)は、有事の際には、自治会からの支給はうけられないので、市まで足を運ぶことになります。
しかし、そういう場面で、いちいち、「あなたは自治会員ですか」なんていうチェックが行われるなんて事はちょっと考えにくい。
考えただけで、すったもんだが起きそうですな。
今の世の中、個人主義がまかり通り、近所付き合いなんて、わずらわしいという空気が、日本中にも、我が団地にも蔓延。
自治会員は、年々減少傾向にあります。
まあ、今年たまたま、自治会に携わることになったからいうのも気がひけますが、遠くの親戚よりも近くの他人というのは、ある意味的を得ています。
ここ最近は、一年に一度会うか会わないかの兄弟たちよりも、イベントの度に顔を合わせる近所の自治会のオバチャンたちと仲良くしておいた方が、いいことがありそうな気がしております。
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