さて2日目です。
ネットカフェは時間制ですから、目が覚めたらとっとと出てしまったほうがお得。
まあ、ひさしぶりの旅で、
テンションが上がっていたんでしょうね。
近くの24時間のガストに飛び込んだら、まだ4時前でした。
とりあえず朝食は、「カロリー控えめ和膳」とエスプレッソ。
まずは、猪苗代湖のほとり、会津若松市より、裏磐梯に向かいます。
ラーメンフリークとしては、喜多方からスタートしてもよかったのですが、こんな早朝から開けているお店なんてありますまい。
早朝の磐梯山ゴールドラインはもちろん有料道路。
しかし、料金所のゲートは開いたまま係員はなし。
ちょいとあたりの様子を伺いましたが、人の出てくる様子はなし。
早朝無料サービスとみなして、料金所は通過。
朝もや煙る山道を、我がプリウスは軽快に駆け上がります。
磐梯山の標高は、1819メートル。
それほど高い山ではないのですが、展望駐車場あたりでハチリとやれば、見下ろす景色は、はるか雲海の下。
なかなかいい気分です。
さて、ゴールドラインをあがりきると、まず目の前に広がる 湖は、裏磐梯の中で最大の桧原湖。
そして、その横にチョコンとある可愛い曾原湖。
あたりは、ペンションが立ち並んで、リゾートの雰囲気満点。
しかし、早朝過ぎて人影はありません。
あたりは、磐梯朝日国立公園。
これは、レンゲ沼。
さて、ここから一度喜多方市に戻ってから北上しようというのが当初の予定でした。
しかし、案内板に、ここから直接に米沢市にアクセスする山道が出てきたので、予定変更。
山道の名はスカイバレー。
磐梯山は、まだ雲に覆われていますが、昨日に比べてなかなかいい天気になってきました。
スカイバレーの途中から見た
さて、本格的な山道は、プリウスにとってははじめて。
説明では、プリウスには、ギアのシフトの中に、山道下り用の「Bモード」というのがあるんですね。
まあ、いわゆるエンジンブレーキなんですが、ここではじめて試してみました。
最初はおそるおそるでしたが、慣れてくるとなかなかいいかんじ。
これがこなれてくれば、下りのワインディングロードでも、ブレーキぺダルに足をかけないで、降りてこられますね。
当然アクセルも踏まないわけですから、表示される5分毎の燃費を見ていても、このモードで走っていた時間帯の燃費がなんと40キロ。
ビックリです。
さて、そんな快適な山道を降りてくると米沢市。
奥の細道ですから一句。
山下りて町のラッシュにためいきひとつ
さて、米沢から先は、日本海側は帰りに走りたいという思いがあって、南陽市から上山そし山形市と、内陸を通って北上するルートを選びました。
米沢北から山形に向かう有料道路が、東北自動車道路の一部になる米沢南陽道路。
これが社会実験とやらで、ETC通過は無料。
しかし、平日の金曜日で、道路は、ほぼ僕の貸切状態。
大丈夫。
渋滞なんて、間違いなく起こりませんて。
社会実験なんてしないでもいいですから、ザッパリと無料にしてしまいなさいって。国交省様。
さて、山形市から将棋の町・天童市、村山市、そして尾花沢と北上。
ランチは新庄市と決めておりました。
前日にネットで検索したラーメン屋のサイトに掲載されていたラーメンの写真が異様に旨そうだったんですね。
見たのはこのサイト。
ダイエットおじさんとしては、普段は「幸楽苑」のサッパリラーメンしか食べられなくなってしまっていたんですが、旅に出たときくらいはコッテリもいいでしょうと、これに決めていました。
目指すお店は、新庄駅から徒歩3分。
僕が到着したのは、ちょうど開店時間の11時ジャスト。
写真に載っていてそそられたのは、「とりもつワンタン麺」だったのですが、お店では、特製温つけワンタン麺」をオーダー。
これが旨いのなんの!
ダイエットも忘れて一気に食べてしまいました。
秋田にお出かけの際には、是非ご賞味を。
さて、新庄市からは、滝沢市、横手市と北上。
ここでまた、社会実験の無料高速道路にあたりました。
湯沢横手道路(湯沢IC~横手IC)ですね。
さあ、そこからは、秋田自動車道路に乗って、目指す男鹿半島まで一気にアクセスです。
残念ながら、秋田自動車道は、無料化サービスなしで、横手から昭和男鹿半島ICまで1250円なり。
考えてみれば本日は世間様は平日です。
さて、そろそろ日本海の匂いを感じながら、国道101号線を走っていると、とつぜん「なまはげ」のお出迎え。
男鹿半島現着は午後3時。
まずは、平日に休ませてもらってますので、会社へのお土産を買わないといけません。
それで立ち寄ったのがここ。
あまり旨そうでないサブレをとりあえず車に放り込んで、まずは、今年初めてのナマ海を鑑賞。
「日本の渚100景」にも選ばれているという鵜の崎海岸からですね。
しかし、まだ梅雨明けはしていないとはいっても、7月のこの時期に、人影はまだら。
水着のピチピチギャルを期待したスケベオヤジとしてはガックリです。
男鹿国定公園男鹿半島の海岸沿いの道をしばらくいくと、「ゴジラ岩」という看板。
ゴジラと聞いて、通り過ぎるわけにはいきません。
急な坂道を、プリウスのお尻をガリッとやりながら、海岸に降りていきます。
さあ、どれだ。
しかし、それっぽい岩があちこちにあって、どれがそうなんだかわかりません。
まったく、案内に乗せているなら、ちゃんと目印くらいつけとけっつーの。
どうやら、これのようです。違うか?
まあいいわ。アイーン!
またしばらくいくと、男鹿国定公園の石碑発見。
さて、またしばらくいくと、また「なまはげ」です。
その前では、地元のオバチャンたちが、採れたての海産物でお商売。
なんか、すぐにナマで食べられるもんでもあれば買ってあげたかったんですが、今は規則がうるさくなって、それはできないのよということ。
でも、途中の海産物店で食べた「岩がき」は。メチャメチャうまかったなあ。
やはり、海産物は、採れたてで、冷凍にしていないうちに食べるのが一番です。
さて、今回のクルージングのほぼ終点といっていいポイントが入道崎灯台。
ここで、沈む夕日を眺めたら、それが帰って編集するビデオのラストシーンと決めておりました。
ヘンリー・マンシーニの映画音楽でもかぶせましょうか。
これが、海を見下ろす広場にあるオブジェ。
なんだと思います?
実はこれ、北緯40度を示すものなんです。
石碑の真ん中にある縦の線は、マーカーではありません。
ちゃんと「切れ込み」がはいっていねんですね。
3つともそうです。
これが北緯40度線に沿って一直線に並んでいるいう寸法。
観光客団体のオバチャンたちが、大きな声でしきりに「割れ目、割れ目」と叫んでいるんで、僕は一人で眉をひそめていましたが、まあそういうことでした。
さあ、日本海に沈みゆく夕日とプリウスの記念写真。
気がつけば、昨日は風呂に入っていないので、無精ひげがかなり怪しい状態。
そこで、帰りは、男鹿温泉郷に立ち寄って、ひと風呂浴びていこうと決めました。
まず、こういうところのホテルなら、外来の日帰り客にも温泉くらいははいらせてもらえるます。
選んだのは、このホテルの8階展望温泉。
さて、さっぱりしたら、ちょっと伸びてしまっていた髪の毛もうざったくなりまして、ちょうど見かけたカットのみ1570円という看板の理容室に飛び込んでしまいました。
さあ、これで身も心もサッパリです。
今夜は、秋田市まで戻って、やはりネットカフェでプログを作成。
明日は、日本海側を南下して、関越自動車道から、川越に戻る予定です。
とりあえず、今回の奥の細道クルージングはここまで。
なんとかかんとか、心と体のリフレッシュまでこぎつけました。
さあ、ネタはバッチリしこみました。
戻ったら、楽しい楽しいビデオ編集です。できたら、久々にyoutubeにアップするとしましょう。
やはり、旅はいいですな。
会社に戻ったら、おそらく、平日に休んでどこいってたのよなんて聞かれるでしょうから、それにはニンマリ微笑んでこう答えることにしましょう。
「ちょっと、秋田まで散髪に」
コメント