大きな声では言えませんが、正直に白状します。
今回のあの大地震が来たとき実は、僕は思わず、笑っていましたね。
そして、最近頻繁に鳴るようになった、携帯電話の地震速報の
着信音を聞いても、僕は気がつけばニヤニヤしています。
なんで、地震が来ると口元がほころぶのか。
自問自答してみました。
直接、震災の被害に合われている方には口が裂けてもいえませんが、
僕は、その瞬間間違いなく、こんなふうに思っているんですよね。
「おっ、おもしろそう。」
「来るなら来いよ。これで終わりか?」
「いいよ。みんなぶっ壊して、仕切りなおし。リセットするのも楽しいかも。」
50歳を超えたいいオヤジが、なにを考えているんだという話ですが、
おそらく世の中のすべてをチャラにして、全員いちからスタート願望が、
潜在的に意識の中に充満していた節があります。
そんな屈折したストレスが、今回の地震のときのニヤケ顔をつくっています。
そっちの方が、むしろ面白そうじゃないかなんてね。
そして、僕のような不謹慎な輩が、日本には少なからずいて、そんな思いが
ふくらんで、重なって、地球の逆鱗に触れて、ついにはこの地震を呼んだのかも。
ちょっと、そんなことを考えてしまっております。
子供のころ、自分のちょっとしたイタズラが、オオゴトになって、それは僕ですと、
言えなくなってしまったという思い出があります。
なんか、その時の気持ちと、いまの気持ちがどこか似ているんですね。
というわけで、いまのうちに謝罪しておくことにします。
この地震を呼んでしまったのは、もしかしたら僕かもしれません。
地震の被害にあわれた皆さん、申し訳ありません。