さて、僕がよく見ているテレビ番組というのを紹介しておきます。
「見ている」というと、どこかオンタイムで、放映時間に合わせて、テレビの前に
座って見ているような響きがありますが、仕事がなかなか規則的には動けませんので、
定時にテレビの前に座って見るというスタイルはほぼ無理。
どうしても、録画エアチェックしたものを、時間がとれた時に、まとめてみるというスタイルになります。
ブルーレイのデッキのハードディスクに貯めるだけ貯めておいて、お気に入りの番組を、
2~3ヶ月分まとめて一気に見ることが多くなります。
ですから、それが何曜日の何時にオンエアという感覚はまるでありません。
最近の録画デッキは、キーワードや番組名を仕込んでおけば、ほぼ完璧に取りこぼしなく
録画しておいてくれますので、僕のような無精には便利になりました。
まずはこの番組。
「ベストヒットUSA」(BSテレビ朝日)
今でも続く、洋楽情報番組の老舗。
僕が大学生の頃から見ている番組ですので、とにかく付き合いは古いですね。
司会は、第一回から、一貫して小林克也氏です。
20代の頃は、ヒットチャートで、自分のお気に入りのアーティストや、お気に入りの曲が
上がったり下がったりするのに一喜一憂したものですが、残念ながら今は
ヒットチャートの紹介になると、ほとんどリモコンでスキップ。
なかなか、50代のオヤジの感性に飛び込んでくる楽曲がないのは寂しい限り。
これはおそらく、観ているこちらの感性の低下なのでしょう。
しかし、僕のようなファンも多いと見えて、「タイムマシーン」コーナーや、70年代80年代特集で、
昔懐かしい曲を紹介してくれる機会も多いので、「洋楽オヤジ」のニーズはバッチリ。
未だに、克也さんの名調子を楽しませてもらっています。
「日経スペシャル ガイアの夜明け」(テレビ東京)
役所広司がナビゲーターを務めていた頃から、この番組はチラチラ見ておりました。
当時は、NHKの「プロジェクトX」がありましたので、こちらの方は欠かさず見ていたのですが、
「ガイアの夜明け」は、正直見たり見なかったりでしたね。
「プロジェクトX」が終了して以降は、この手の番組が他になかったもので、
毎回見るようになりました。
「プロジェクトX」は、人にスポットを当て、その偉業達成までのストーリーを重要視して
ドラマチックな演出で見せておりましたが、こちらは、どちらかといえば、
経済情報番組に徹しており、「クサイ」展開はありません。
それに、どこか物足りなさを感じていた頃もありましたが、こういうネタは、
今はむしろその手の演出はない方が、リアルでいいのかなと思っております。
どの回も、基本的には、まだまだ続く闘いの「途中経過」という扱い方が、
情報番組らしくて好感が持てます。
会社の近くの、精密機械工場が、取り上げられたときなどは、
思わずニンマリしてしまいましたね。
テレビ朝日「アメトーーク!」
バラエティ番組は、正直申して苦手で、僕としては「ダウンタウン系」は、ちょっとつらいと
感じてしまうのですが、この番組は、見れますね。
「雨上がり決死隊」の進行が、自分たちがあまり前面に出ないで、
ひな壇のパネラーたちを引き立てることに徹しているのが、その原因かと思われます。
僕にとっては、今が旬なタレント、これからブレイクする可能性のあるタレントをウォチングできる
唯一の番組。
その意味では、この番組は僕にとっては、情報番組かもしれません。
「熟女大好き芸人」はありましたので、「いつか「巨乳大好き芸人」をやってくれるのを
楽しみにしております。(あったかも?)
テレビ朝日「マツコ&有吉の怒り新党」
このお二人は、まさに今が旬。まあ、お二人のレギュラー番組本数はスゴイなと思って
見ております。
マツコ・デラックスの番組は、「マツコの知らない世界」も、「月曜から夜ふかし」も
見ていますが、今はこれが一番面白いですね。
お二方とも、歯に衣を着せない毒舌家として知られているタレントですから、
やはり、より怒ってくれるネタのほうが楽しい。
ところで、この番組で取り上げる、「国民からの怒りメール」は、予め二人には知らされているのか
いないのか。基本的には、知らされていないと踏んでいますが、
そこらあたりどうでしょうか。ちょっと興味ありますね。
それから、番組後半の、「新三大○○」というコーナーが、意外に面白くて、
僕としては、これをけっこう毎回楽しみにしています。
二人をサポートするフリーアナウンサーの夏目三久は、実は僕のいとこにソックリで
個人的には親近感を持ってしまいます。
テレビ朝日「ビートたけしのTVタックル」。
この番組は、25年も続く長寿番組ですが、番組は時代の流れに合わせて
かなり様変わりしてきました。
そして、あの小泉政権下で、政治が「劇場化」し、バラエティ番組にも耐えうるキャラクターの
政治家が多く登場させるようになってから、僕の中では、ちょっとランクが上がりましたね。
以前は、全国からマイペースの高齢者を集めてきて、クイズに答えてもらい
そのトンチンカンな回答を楽しもうという名物コーナーで、
視聴率を稼いでいた時期もありましたが、今のこの番組は完全に路線変更。
政治経済の時事ネタで、与党野党の政治家や学者や評論家が、繰り広げる
火花散るトークバトルが、今はこの番組の売りになっています。
誰が勝つか負けるかは、番組としては、とりあえず関係ないご様子。
ひたすら、ガチンコのやりあいを、たけしと阿川と大竹がいかに引き出すか。
それを視聴者に楽しんでもらおうというのが、今はこの番組の狙いのようです。
まあ、とにかく、ひとかたの大の大人たちが、感情的になってやりあうという図は
見ている方としては面白い。
BSの「時事放談」
この番組は、日曜日の早朝の番組ですが、もちろん、その時間にリアルタイムで、
見たことはありません。
こちらは、同じ時事ネタでも、「TVタックル」とは違って、完全に、スタンダードで硬派。
出演者も、同様に政治家や学者さんたちですが、もちろん、かぶることはありません。
出演交渉がかぶることはあったかもしれませんが、
「TVタックル」はいやだけど、こちらならオーケーという人は多いのではないでしょうか。
司会進行は、政治学者の御厨貴と、岡村仁美アナという東大コンビ。
基本は、御厨の質問に、ゲスト2名が、淡々と私見を述べていくという内容。
ツッコミも、まあ常識程度。
見る方としては、どの政治家がどういう意見で、どういう立ち位置なのかを
理解するには、もってこいの番組です。
おそらくは、質問内容は、オファーの段階で必ず、ゲストには提示されているはずですから、
ゲストたちは、回答は予め用意できる安心感はあるようで、
どちらのゲストも、たいてい淀みなくスラスラと優等生のコメント。
ですので、こちらとしては、どこまでが建前で、どこが本音かは聞き分ける楽しみがあります。
まあ、僕は新聞はほとんど読まなくなってしまいましたので、
その代わりに、旬の政治経済のネタを、常識程度にに知っておこうと思うには、
お手頃な番組です。
NHK Eテレ「サイエンスZERO」
進行役は、いろいろとかわってきましたが、現在はサイエンスライターの竹内薫、中村慶子アナ。
そして、女優の南沢奈央。
安めぐみがやっていた頃から、見ております。
僕は、典型的な理系オンチですので、実はこの手の番組は、録画予約では秘かにチェック。
理系の知識は、お恥ずかしい話、ほとんど小学生レベルなのですが、
同じ教育テレビでやっている、コテコテに子供向けの教育番組ではさすがに辛いので、
この番組は手頃です。
学校の授業では、理解できなかったことを、わかりやすく。
ちょっと知的で、適度にエンターテイメント。
難しい勉強はキライだけど、知識として、興味が無いわけではないという、サイエンスネタは、
本で読むよりも、こういう番組を見せてもらった方が、僕としては手っ取り早い。
そしてそこで得たにわか知識を、さも詳しいかのように、会社の若い連中に語る。
まあ、そんなことになりますね。
そんなわけで、これも毎回欠かさず録画して見ております。
BSプレミアム「BS歴史館」
かつて、NHKには、松平定信アナの名調子で人気だった「その時歴史が動いた」
という名物番組がありました。
僕は、これが好きで、かかさず見ていたのですが、終了してしまった後に、
これに変わる番組を、あれこれと探していて行きついた番組が、今はこれです。
進行役の渡辺真理アナに、テーマゆかりのゲスト3名が、ウンチクを語り合う内容。
VTRのナレーションは、佐々木蔵之介。
「その時歴史が動いた」でも、そうでしたが、その時代その時代の、歴史考証をふまえた
セットや衣装でつくられたVTRが見事だなと思って見ております。
もちろん、俳優はほとんど無名の人たちですが、クオリティはさすが。
NHKの場合は、大河ドラマで使用された小道具やセットを流用して、この手のVTRを
比較的に安価で制作できるという強みがあります。
時代劇は、制作費もかかるということで、民放からは、ほとんど姿を消してしまいましたので
この手の歴史エンターテイメント番組は、今やNHKの独壇場。
終了してしまいましたが、「タイムスクープハンター」という番組も好きで見ておりました。
といわけで、現在オンエア中で、欠かさず見る番組というのは、そんなところです。