NHKの受信料は、ちゃんと払っていますから、自ずと、ちゃんと見ないと損だという貧乏根性が出て来ます。
そんな訳で、毎回録画して見ているNHKの番組は、結構あるのですが、最近好きなのはこれ。
「ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅」
僕としては、最近は山歩きなども始めまして、里山への関心も盛り上がってきたところ。
この番組は、早朝の10分ほどの番組ですが、日本全国から集められた、自然と人とが関わり合う里山の文化と風景が、コンパクトに楽しめるのでお気に入りの番組の一つです。
風景画は、あまり得意ではないのですが、やはり印象的なカットを見ると、おもわずムラムラしてしまいます。
まずこれ。
青森県の津軽平野の里山の風景。
手前が、大きな幹を持つリンゴの老木に巣を作ったフクロウと、リンゴの世話をする農家の主婦。
フクロウは、リンゴ農家にとって天敵の、ネズミを餌にしてくれるのでありがたい存在。
本来なら、切り倒したい老木ですが、彼らのために、わざわざ残しているようです。
次はこれ。
中国山地に囲まれた鳥取県の日南町。
秋になると、地元の人は、集落の水路周辺に溜まった落ち葉などを総出で掃除をします。
これは、地元では「溝さらえ」と言われる季節のイベント。
そうして、綺麗に保たれた清流には、オオサンショウウオも姿を見せます。
もう一枚は、どこの里山のシーンかは失念いたしました。
川沿いの草むらをマイペースで歩くカメと、土手を行く子供達のコントラストがユーモラスなカット。
どこにでもありそうな、里山の風景です。
今回は、以上3カット。
ある旅人が旅の途中でであった絶景を絶賛したら、地元の人にこう言われたそうです。
「この景色は、この世で二番目に美しい景色ですよ。」
「それじゃあ、一番はどこですか?」
「それは、あなたの、ふるさとの景色です。」
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