さて、引き続きバラエティ番組にいきましょうか。
まずはこれ。
イラストの欽ちゃんは、ちょっとへんな感じですが、コント55号です。
タレ目とちっこい目のコンビ。
僕がよく見ていた番組は、「コント55号の世界は笑う」。
1968年から1970年にかけてオンエアされていました。
放送されていたのは、土曜の夜8時。
そうです。後にバラエティ番組の決戦場になっていく土曜8時戦争の枠です。
基本的にお客さんを入れた公開番組で、やはりメインはコント55号の
体を張ったキレの良いコント。
彼等の番組では、女性タレントとの野球拳を売りにした
「コント55号の裏番組をぶっとばせ!」もありましたが、僕としては、
こちらの方が好きでした。
人気絶頂だったコント55号を食ってしまったのがこの人達。
言わずと知れたドリフターズです。
番組の説明はあえてしませんが、いかりや長介の徹底したリハーサルで
入念に練り込んだコントは、我々当時の子供も含め、それから16年間にわたって
子どもたちの心を鷲掴みにしました。
コントのラストの大がかりな「屋台崩し」によるオチも、度肝を抜かれるものが
けっこうありました。
車が2階からダイブするなんてのも、ありましたからね。
僕としては、志村けん加入後のドフターズよりも、まだ荒井注が在籍していた
頃のコントが好きでしたね。
あの荒井注の「なんだ。バカヤロ」は、加藤茶の「1.2.3.4 やったぜカトチャン」
よりもインパクトがありました。
初期のドリフターズは、まだ時々、バンドのコントを盛り込んでいて、
あれが結構好きでした。
そうそう。1971年に、半年間だけ、同番組をハナ肇とクレイジーキャッツが
引き継いで、「8時だよ!出発進行」をオンエアしていた期間がありました。
結局、ドリフターズの全員集合に戻るのですが、今となると、
僕としては「出発進行」の方を再見したいと思いますね。
おそらくは、視聴率が取れなかったから打ち切りになったのだとは思いますが、
クレイジーの「シャボン玉ホリディ」も、伝説の「大人の漫画」も好きだった僕としては、
是非検証してみたいところです。
次はドラマ。
日本テレビの「太陽にほえろ」。
このイラストは、ジーパン刑事の殉職シーン。
これは、強烈でしたね。
調べると、ジーパン刑事シリーズの最終回は、1974年(昭和49年)8月30日。
僕は、中学3年で、当時14才。
「太陽にほえろ!」は金曜日8時のドラマでしたから、翌日の土曜日は、
各クラスのあたちこちで、あのシーンの「なんじゃあ。こりゃあ!」談義に
花が咲いていました。
まだビデオなんてない時代でしたから、みんな同じ時間帯に一斉に
テレビにかじりついていたわけです。
ちょうどこの1年前に、萩原健一演じるマカロニ刑事が、強盗に刺されて死亡。
ジーパン刑事の後は、テキサス刑事、ボンボン刑事。
七曲署は、その後の新米刑事たちも含めて、殉職のオンパレードになっていくわけですが、
藤堂係長は、一切責任を取ることもなく、自身の病欠以外(代行は渡哲也)は、最終回まで
ボスを勤めあげました。
「太陽にほえろ!」は、その後も、よく夕方の時間帯に、再放送されていて、
それ以後も、ジーパン刑事の迫力の殉職シーンは、繰り返し見た記憶があります。
さて、「太陽にほえろ!」で、刺殺された後のショーケンが、
次に主演したドラマが、これ。
同じく日本テレビの「傷だらけの天使」
ここでのショーケンが演じたのは、刑事役からうって変わって、完全にアウトローの木暮修。
相棒のアキラが水谷豊。
この二人が、悪徳探偵事務所の社長「綾部のババア」から依頼されるヤバい仕事に、
振り回される展開。
しかし、その作風は完全にドラマの王道からははずれた、ニューシネマ風。
脚本は、新進気鋭の市川森一。
土曜の夜10時からのオンエアということで、かなり際どいシーンもふんだん。
中でも、まだ中学生の僕の度肝を抜いたのが、第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」
この回のゲスト出演が、中山麻里でした。。
そう、あの、「サインはV」の、椿麻里ですね。
彼女がナイスバディということは、少年ごころにもうっすらわかっていましたが、
その彼女の、「うそー」というような大胆なヌードシーンがこの回で炸裂。
ヌードダンサー役ですから、そりゃ当然です。
ぼくにとっては、オサムちゃんや、アキラどころの騒ぎではありませんでしたね。
それからやはりインパクトが有ったのは、最終回。
アキラが、ヌードグラビアを部屋中に撒き散らし、風呂桶の中で
そのポスターを体に貼り付けて肺炎になり死んでいくシーン。
当時、かなり映画ファンだった僕は、このシーンを見て、ちょっと思い出したのが
イギリス映画の「早春」でした。
ヒロインのジェーン・アッシャー(この人、ポール・マッカートニーのモトカノ)の
等身大の看板を抱いて、主人公がプールにダイブするシーンがありました。
イラストに描いたのは、ドラマのオープニングのシーンですが、これはよく真似しましたね。
僕も当時はまだ丈夫な歯がありましたから、あのソーセージのヘタを噛みちぎるのは
できましたが、意外と難しかったのが、牛乳瓶の蓋を、クチで取るシーン。
あの練習で、何度牛乳を胸元にこぼしたことか。
とにかく、忘れられないドラマでした。
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すごく想像しやすいドラマの構築説明や、ファミリーで楽しめるようなお笑い原点にある偉大な芸人さん達の世間に与え続けた功績がわかりやすく、楽しかったです♪
リアルタイムでは、知らない番組名だけど見てみたいと真面目に思いました!
いつもブログ、楽しみにしています♪★
今回も読んでいて楽しかったですヨ。
ありがとう!
(*^.^*)
投稿情報: アヤヤ蜜姫 | 2014年3 月17日 (月曜日) 午前 12時07分
ありがとうございます。
お若い方のようですね。
今回のネタが、全部うなずけるようなら、多分50代以上の方です。
最近のテレビ番組は、なかなか覚えられませんか子どもの頃の記憶は、不思議と鮮明に覚えています。
まぁ、こちらが歳をとったと言うことでしょう。
これからもよろしくお願いします。
投稿情報: sukebezizy | 2014年3 月17日 (月曜日) 午前 06時20分